屋根にサビが発生する原因とは？放置する危険性、適切な補修方法を解説
屋根は雨風から建物を守ってくれる役割があり、安心してお家で暮らすうえで大切なものです。
屋根は常に厳しい日差しや雨風、気温の変化にさらされており、次第にサビが発生することがあります。
本記事では屋根のサビについて、その原因から放置することのリスク、効果的な対策方法、専門業者を選ぶ際のポイントまで詳しく解説していきます。
屋根のサビが発生する原因は以下の3つです。
・もらいサビ
・すきまから浸入した水分
・経年劣化
それぞれの詳細を解説します。
もらいサビとは、金属同士が接触することでできるサビ汚れのことです。
釘や鉄材など使用している素材により、赤や青など色が変わり大きく広がりを見せることもあります。
サビが発生することで、金属の腐食が進みます。
サビの中でも一般的によく見られる赤サビは、水に溶けやすく浸食が早いです。
雨が続いたり、空気の流れが悪くなったりした時には浸食スピードも早くなり、気が付くと屋根全体の色がサビによって変わっているということもあります。
一度腐食が進むと金属に穴があくなど、さまざまな被害につながります。
屋根には水がたまらないように、防水塗料を塗ったり下地を活用して隙間から雨水が浸入したりしないようにする、といった工夫がされています。
すきまから雨水が浸入し、長期間空気が乾燥しなかったり通気性が悪くなったりするとサビが発生しやすいです。
水がすきまから浸入しているかどうかの確認は、天井から雨漏りが発生しているか確認したりカビっぽい匂いがしているか確認したりする方法があります。
一度雨漏りが発生してしまうと、業者に連絡して修理をする以外に解決策はありません。
経年劣化により屋根にサビが発生するというのはよくあります。
塗料によってコーティングされていた部分が年数とともに劣化し、雨水が屋根材にしみこむことでサビが発生し腐敗させるのです。
雨漏りが発生している箇所をしっかり修理しないと、屋根から雨漏りが発生したり屋根材そのものが劣化してしまったりしかねません。
一度雨漏りが発生すると、屋根材の劣化が進みやすくなってしまいます。
屋根のサビは放置することで以下4つの危険性があります。
・雨漏りが起こる
・カビが発生し健康を害する恐れがある
・外観が悪くなる
・屋根材の劣化が早くなる
それぞれ解説します。
屋根のサビを放置すると住環境は悪化します。
サビが発生している箇所から雨漏りが起こりやすくなり、住環境が悪化する恐れがあります。
雨漏りは他の家具や室内設備にも影響を与え、ダメージを広げる可能性があります。
屋根の修理やメンテナンスには迅速な判断が必要です。
雨漏りがあると湿気が増え、カビが大量に発生しやすくなります。
肺や呼吸器官にカビの胞子が入り込むと、アレルギーや呼吸器疾患など健康に悪影響を及ぼすリスクがあります。
特に小さな子どもや高齢者、免疫力が弱い人にとっては深刻です。
カビを抑えるためには原因を、カビやその原因となる雨漏りの原因を取り除く以外に方法はありません。
サビが広がると、遠くからでも肉眼で確認できるようになり、建物全体が暗い印象を与えることがあります。
外観の美観が損なわれると、周囲に対してもネガティブなイメージを与えてしまいかねません。
特に賃貸住宅や商業施設では、サビが放置されることで見た目が悪くなり資産価値が低下するだけでなく、周囲の住人や訪問者に不快感を与える要因となる可能性があります。
サビが広がると屋根材が劣化しやすくなり、耐久性が大幅に低下するリスクがあります。
本来であれば数十年程度の寿命が期待できる屋根材も、その寿命が大幅に短くなるかもしれません。
サビが屋根材に浸食することで素材の強度が失われ、雨漏りや断熱性能の低下といった問題が発生しやすくなります。
サビの早期発見と対策を行うことが屋根の寿命を延ばし、建物全体の耐久性を維持するために重要です。
屋根のサビが発生し次のような場合、早急にリフォームを検討するタイミングです。
・塗料の耐用年数を超えている
・雨漏りがする
当てはまるものがないか、この機会に確認しておきましょう。
屋根のサビが発生している状況では、使用している塗料の耐用年数を超えている可能性があります。
主な屋根材塗料の耐用年数は以下の通りです。
・シリコン塗料：4〜9年
・フッ素塗料：6〜18年
・無機塗料：12〜18年
耐用年数は塗料の種類によって異なります。
塗料は定期的に塗り直しをしないと、屋根全体の耐久性にも影響します。
屋根のサビによる劣化が進むと雨漏りがするようになります。
雨漏りは、最初は小さくても徐々にその範囲を広げていくため、早めに対処することが肝心です。
雨漏りがしたらリフォームは早急に検討するタイミングに来ています。
屋根の適切な修理を行うには専門的な知識と経験が必要です。
特に屋根に登ること自体が危険な行為であることを理解してください。
屋根のサビ修理を知識がないままDIYで行うことにはリスクがあります。
・屋根から転落する恐れがある
・新たな屋根トラブルを引き起こしてしまう恐れがある
・適切に修理しきれない恐れがある
DIYによるサビ修理が持つ具体的なリスクと専門業者に依頼することがおすすめの理由を説明します。
屋根に登る作業は、非常に危険性が高いです。
特に高所作業に慣れていない場合、落下してケガを負ったり、最悪の場合は命に関わる事故につながったりするリスクがあります。
業者が屋根の修理を行うときは、転落防止のための装備や下準備（足場の設置）があります。
急な屋根の傾斜や滑りやすい状況では、ちょっとした不注意が重大な事故に繋がることもあります。
自分で屋根に登るのは避け、安全のために専門の業者に相談することが重要です。
DIYを行うため屋根に登ると、誤って屋根材をずらしたり、破損させてしまったりすることがあります。
これにより新たな屋根トラブルを引き起こし、修理費用がさらにかさむリスクがあります。
サビの修理だけを考えていたとしても、不適切な処置で予想外のコストが発生する場合も少なくありません。
最初からプロの業者に依頼することで、修理の失敗による余計な出費を避けられます。
屋根のサビ修理には専門的な知識が必要で、素人が適切に修理するのは難しいです。
塗料や補修材の選び方も重要で適切なものを選ばなければ、修理の効果が十分に得られません。
適切に修理できないと修理費用や手間、時間が無駄になってしまいます。
結果的に「最初から業者に依頼しておけばお金も時間も節約できた」となってしまいかねません。
DIYでの修理にはこのようなリスクもあるため、業者への依頼を優先しましょう。
屋根に発生しているサビが気になるときは、屋根のリフォームを検討しすぐに業者に相談すると安心です。
屋根リフォームには専門的な知識が必要とされるので、実績があり経験者の多い業者に相談しましょう。
屋根のサビを放置してしまうと家の耐久性が下がり、健康を害してしまう恐れもあります。
ホームページで施工実績などを確認し、早めに信頼できる業者に依頼しましょう。
屋根やさん（運営：植田板金店）は屋根のサビに対するリフォーム実績が豊富です。
見積もりは無料のため、屋根のリフォーム工事を検討している方はお気軽にご連絡ください。
