建物に使われる板金の名称と使われる場所や用途とは？

板金とは「金属」の建築材のことを言いますが、建物には金属が多く使用されています。
建物に板金が使われる場所と名称をご紹介します。

板金の名称

使われる用途

● 金属屋根への葺き替え
瓦屋根やスレート屋根から金属屋根へ葺き替える工事もあります。比較的安価でできるリフォームのため人気です。


● 金属サイディング
屋根の板金の他、外壁に板金を使う場合があります。サイディング工法は新築やりフォームで広く使われており日本家屋の9割を占めています。サイディングには2種類あり、セメント系のものと金属製のものがあります。金属サイディングは主にガルバリウム鋼板が使用されます。

どういった状態が修理対象になるのでしょう

2014年にはガルバリウム鋼板を改良した「エスジーエル鋼板」という建築材が登場。従来のガルバリウム鋼板より更に強く進化し、耐候性も耐久年数もアップしています。

古い板金を次のメンテナンスの際に新しく取替える場合は、それらの新しい素材や種類にも注目してみましょう。

板金の素材や種類

カラー展開も豊富で加工もしやすいのでカジュアルにしたり高級感を出したり、お客様のお好みのデザインを実現することが可能です。
ガルバリウム鋼板は耐久性も高くその耐久年数は30年とも言われています。
軽量な素材なので地震などにも強いのがメリットですが、デメリットは防音性や遮熱性の低さです。断熱材などが裏に貼ってある製品を選ぶのも良いでしょう。

また最近はガルバリウム鋼板より更に耐久性の高い素材として「エスジーエル」というものが現場で多く使われています。通常のガルバリウム鋼板のめっき成分にマグネシウムを加えたもので、その耐久性も今までのガルバリウム鋼板の約3倍と言われています。

板金の取替え時には新しい「エスジーエル」という素材があるということも覚えておいてください。

板金工事の価格

板金工事は工事する個所や規模により価格は変わってきます。板金を使用する代表的な箇所の取替え価格を見てみましょう。

板金工事ってどこに頼んだらいいの？

建物には金属を使用している個所が必ずありますが、それがどこにあるのか把握して住んでいる方は少ないでしょう。

板金が錆びていたり穴が空いていたり、釘が抜けていたりなどの不具合が発生しているとそこから雨水が侵入し雨漏りが発生してしまいます。ぜひ怠らずにメンテナンスしましょう。
ただ、この定期的な点検、メンテナンスはどこに頼んだらいいのか分からないという方もいらっしゃるでしょう。