『軒とい金具』の種類について
『軒とい金具』の種類
軒とい金具の種類、納まりによる金具の選定方法をお話ししようと思います。
軒といと言っても色々なメーカーから発売されていて、一つのメーカーから5~10種類くらいは発売されています。
その中から植田板金店がメインで取り扱っているパナソニック社製の角とい『シビルスケア PC-50』の金具を説明していきます。
これから出てくる図の黄色い部分が金具、赤い部分は軒といです。
軒といと言っても色々なメーカーから発売されていて、一つのメーカーから5~10種類くらいは発売されています。
その中から植田板金店がメインで取り扱っているパナソニック社製の角とい『シビルスケア PC-50』の金具を説明していきます。
これから出てくる図の黄色い部分が金具、赤い部分は軒といです。
垂直の破風板(鼻隠し)がある場合に使用する軒とい金具
屋根に合わせた出寸法の調整ができないので11㎜出、30㎜出、45㎜出、60㎜出が用意されています。
ちなみにポリカーボネイト製の金具は高強度金具に分類されていて、1m以内ピッチでの施工が可能です。
ステンレス製やステンレスとポリカーボネイトを組合わせたものや、メッキ製の金具は60㎝以内ピッチでの施工になります。
図の下部分に説明を書いていますが、軒とい金具は次の項目を基に選定します。
①軒といの種類(今回はパナソニック シビルスケアPC-50)
②軒といの固定方法(上から吊るか下から受けるか)
③金具を取り付ける壁面の角度
④金具の固定方法
⑤屋根の納まりによる軒といの出寸法
主にこの5点で決定します。
ステンレスを使用した材料は金額的に高くなるのと、高強度金具ではなくなるので取付けピッチが60㎝以下になります。
勾配の付いているの破風板(鼻隠し)がある場合に使用する軒とい金具
今回は4寸勾配の設定にしているので、4寸勾配の金具を使います。
あと一つ大切なのは軒といの水勾配です。
軒といが水平でも水が溜まれば流れますが、基本的には1mにつき5㎜程度の水勾配が付くように取付けます。
そうした場合、金具を取り付ける壁面に角度が付いていたら水上から水下へ取付けていくと金具がだんだん内側に入っていくようになります。
そうした場合に使用されるのが出寸法が調整できる金具です。
こちらも同じくステンレスを使用した材料は金額的に高くなるのと、高強度金具ではなくなるので取付けピッチが60㎝以下になります。
化粧垂木の場合に使用する軒とい金具
化粧垂木の場合、軒とい金具を取り付ける壁面がないので化粧垂木の側面に取付けるようになります。
金具は見えませんが、化粧垂木に軒といを取付けるとこのようになります。
化粧垂木用の軒とい金具にはポリカーボネイトだけで構成された金具はありません。
板状の部分はポリカーボネイトでは強度が出ないからだと思います。
そもそも和風の建物に透明のポリカーボネイトは似合いませんよね?
化粧垂木用の軒とい金具にはポリカーボネイトだけで構成された金具はありません。
板状の部分はポリカーボネイトでは強度が出ないからだと思います。
そもそも和風の建物に透明のポリカーボネイトは似合いませんよね?
モルタル仕上げの場合に使用する軒とい金具
モルタル仕上げだとなぜ打込み金具かというと、一件きれいにモルタルを仕上げているように見えても手仕事なので、幾らか角度や厚みにばらつきがあります。
そのまま取付けるとモルタルの仕上りによって軒といが波打ったり角度にばらつきが出てしまいます。
打込み金具だと打込む位置や打込む深さで軒とい金具の位置を調整できるため、モルタル仕上げ面に位置を左右されません。
その他にもステンレスだけで構成された金具もあります。
打込む釘の部分にも丸棒タイプの金具があったり、角棒タイプの金具があります。
打込む釘の部分にも丸棒タイプの金具があったり、角棒タイプの金具があります。
これまで説明してきた軒とい金具は上の3種類が吊金具で、4種類目の軒とい金具だけは受金具です。
簡単に言うと軒といを上から吊るか、下から受けるかの違いです。
上から吊った方が軒といの外観はすっきりしますが、60㎝から1mピッチごとに軒とい内側へ金具があるため、軒といの中のごみ掃除は非常にやりにくいです。
下から受けるタイプは60㎝ピッチで金具が見えるため昔ながらの外観になるのと、軒とい掃除は非常にやりやすくなります。
半丸タイプの軒といだと下から受ける受金具のみになります。
簡単に言うと軒といを上から吊るか、下から受けるかの違いです。
上から吊った方が軒といの外観はすっきりしますが、60㎝から1mピッチごとに軒とい内側へ金具があるため、軒といの中のごみ掃除は非常にやりにくいです。
下から受けるタイプは60㎝ピッチで金具が見えるため昔ながらの外観になるのと、軒とい掃除は非常にやりやすくなります。
半丸タイプの軒といだと下から受ける受金具のみになります。
上の写真2枚はパナソニックのといカタログのものです。
似た製品で落ち葉止めもありますが、こちらは定期的にといの上に溜まった落ち葉を取り除かないと、といに水が入りにくくなります。
私たちがとい掃除をするのは慣れているので大丈夫ですが、お客様では危なくてなかなかできるものではありません。
といに不安のある方は植田板金店へ是非お問い合わせください。
『とい無料調査』や『とい無料点検』におうかがいします。
屋根はもちろん屋根以外のリフォーム工事もご検討の方は植田板金店「屋根やさん」へご相談ください。植田板金店「屋根やさん」は屋根・外壁・樋などの外周りからキッチン・浴室・洗面・トイレなどの水廻り改修、サッシ入れ替えやエクステリア工事まで!多くの施工実績がある当店にご相談ください。
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