板金工事とは?屋根工事との違いや工事の種類について解説
「屋根板金とは何だろうか」「屋根工事と板金工事の違いって何?」という疑問をお持ちではないでしょうか。
板金とは金属板を加工した建材のことで、屋根部分の板金工事は、屋根工事の一種となります。
また屋根板金には、棟板金や谷板金などさまざまな修理があります。
本記事では屋根工事と板金工事の違いや屋根板金の種類、屋根板金工事の例などをご紹介しました。
屋根の板金工事について知りたいという方はぜひ参考にしてください。
板金とは金属板を加工した建材のことで、屋根部分の板金工事は、屋根工事の一種となります。
また屋根板金には、棟板金や谷板金などさまざまな修理があります。
本記事では屋根工事と板金工事の違いや屋根板金の種類、屋根板金工事の例などをご紹介しました。
屋根の板金工事について知りたいという方はぜひ参考にしてください。
屋根板金とは?
板金は金属板を薄く平らに伸ばして加工する技術や、加工してできた金属のことを指す言葉です。
板金は建物の材料として使われるほか、自動車や電化製品、フライパンや鍋などさまざまなものに使われています。
屋根板金とは、上記のような板金の中でも屋根の建築材料として使われる、板金部分のことを指します。
屋根板金の中にも屋根の棟部分・谷部分など様々な部分ごとに板金が使われているのです。
板金は建物の材料として使われるほか、自動車や電化製品、フライパンや鍋などさまざまなものに使われています。
屋根板金とは、上記のような板金の中でも屋根の建築材料として使われる、板金部分のことを指します。
屋根板金の中にも屋根の棟部分・谷部分など様々な部分ごとに板金が使われているのです。
屋根工事と板金工事との違い
屋根工事は屋根の工事のことで、さまざまな素材の屋根工事全般のことを指します。
屋根の種類には瓦、スレート、板金があり、これらの素材を使って屋根をふきます。
板金工事とは板金の素材を使った工事です。
金属の薄板を加工したものを屋根や外壁など建物に使用する工事で、屋根板金工事も屋根工事の一種です。
屋根の修理の場合、屋根工事は屋根の修理全般のことで、板金工事は屋根工事の種類の1つとなります。
屋根の種類には瓦、スレート、板金があり、これらの素材を使って屋根をふきます。
板金工事とは板金の素材を使った工事です。
金属の薄板を加工したものを屋根や外壁など建物に使用する工事で、屋根板金工事も屋根工事の一種です。
屋根の修理の場合、屋根工事は屋根の修理全般のことで、板金工事は屋根工事の種類の1つとなります。
屋根板金の種類
屋根板金には、いくつかの種類があり、主に次のようなものがあります。
・棟板金
・谷板金
・軒先水切り
・雨押え水切り板金
・ケラバ捨て水切り
それぞれの特徴について解説していきます。
・棟板金
・谷板金
・軒先水切り
・雨押え水切り板金
・ケラバ捨て水切り
それぞれの特徴について解説していきます。
棟板金
棟板金は、屋根の頂の部分に使われる板金です。
住宅の最も高いところに取り付ける建材で、スレート屋根や金属屋根で用いられます。
屋根の一番高いところにあるため、不具合が起きることも多いという弱点があります。
住宅の最も高いところに取り付ける建材で、スレート屋根や金属屋根で用いられます。
屋根の一番高いところにあるため、不具合が起きることも多いという弱点があります。
谷板金
谷部とはV(ブイ)の字の形になっていて、2面の屋根が交わる部分のことを言います。
谷部は名前の通り谷のようになっているため、雨漏りしやすいという側面があります。
排水しやすいように、ローマ字の「V」のような字の形をした谷板金を使用するのです。
谷部は名前の通り谷のようになっているため、雨漏りしやすいという側面があります。
排水しやすいように、ローマ字の「V」のような字の形をした谷板金を使用するのです。
軒先水切り
軒先とは屋根の先端部分のことです。
軒先水切りの板金とは、強風雨などの際に雨水を雨どいに伝えるために設置するものです。
雨水が優中した際に、水が屋根の内部に入ることを防ぐ役割を果たす部分です。
軒先水切りの板金とは、強風雨などの際に雨水を雨どいに伝えるために設置するものです。
雨水が優中した際に、水が屋根の内部に入ることを防ぐ役割を果たす部分です。
雨押え水切り板金
雨押え水切り板金とは、屋根と壁が接地している部分に置くもので、つなぎにもなっている板金のことです。
屋根と壁の接合部は雨漏りすることも多い部分です。
板金を入れることで壁の中に雨水を伝えず、屋根の上に出てくるようにできます。
屋根と壁の接合部は雨漏りすることも多い部分です。
板金を入れることで壁の中に雨水を伝えず、屋根の上に出てくるようにできます。
ケラバ捨て水切り
ケラバとは、屋根の端っこの部分のことです。
雨風が強いと屋根の平坦な部分とケラバの間に雨水が浸入することがあります。
雨水が入り込まないために接地されるのがケラバ捨て水切りです。
ケラバ捨て水切りに入った雨水は軒先に排出されます。
雨風が強いと屋根の平坦な部分とケラバの間に雨水が浸入することがあります。
雨水が入り込まないために接地されるのがケラバ捨て水切りです。
ケラバ捨て水切りに入った雨水は軒先に排出されます。
屋根の板金工事の例
屋根の板金工事は主に以下の3種類があります。
・カバー工法
・葺き替え工事
・部分修理
それぞれの詳細を解説します。
・カバー工法
・葺き替え工事
・部分修理
それぞれの詳細を解説します。
カバー工法
今ある屋根の上から新しい屋根を重ねて設置する工事です。
現在の屋根を撤去しなくてよいため、費用や時間が抑えられるのがメリットです。
ただし、今ある屋根の状態が悪い時にはカバー工法はできません。
また、凹凸が大きい屋根もカバー工法が使えないことがあります。
現在の屋根を撤去しなくてよいため、費用や時間が抑えられるのがメリットです。
ただし、今ある屋根の状態が悪い時にはカバー工法はできません。
また、凹凸が大きい屋根もカバー工法が使えないことがあります。
葺き替え工事
葺き替え工事は、今ある屋根を撤去して新しい屋根を設置する方法です。
カバー工法よりも費用が多くかかるのがデメリットとなります。
しかし屋根の軽量化が期待できたり、耐久性を上げるための工事ができたりするのがメリットです。
屋根の下地にも腐食が広がっている時は、葺き替え工事を行うことが多いです。
カバー工法よりも費用が多くかかるのがデメリットとなります。
しかし屋根の軽量化が期待できたり、耐久性を上げるための工事ができたりするのがメリットです。
屋根の下地にも腐食が広がっている時は、葺き替え工事を行うことが多いです。
部分修理
部分修理とは、棟板金や谷板金など屋根板金の一部のみが破損・故障などをしている場合、修理対象となる箇所だけを取り替える工事です。
屋根の一部に対してのみ修理を行うため、カバー工事よりもさらに費用が抑えられるのが利点です。
屋根全体は破損などがなく一部のみ補修すればよい、という場合に行われる工事です。
屋根の一部に対してのみ修理を行うため、カバー工事よりもさらに費用が抑えられるのが利点です。
屋根全体は破損などがなく一部のみ補修すればよい、という場合に行われる工事です。
屋根板金の劣化症状
屋根板金の工事が必要な可能性がある劣化症状には以下のようなものがあります。
・板金がさびている
・釘が浮いている
・板金がはがれ、変形している
このような症状が出た場合は、補修工事を検討した方がよいでしょう。
・板金がさびている
・釘が浮いている
・板金がはがれ、変形している
このような症状が出た場合は、補修工事を検討した方がよいでしょう。
板金がさびている
屋根の板金がさびていている状態です。
屋根板金は雨風にさらされるため、何もしていなくても経年劣化でさびることがあります。
板金がさびてしまうと別の部分にも劣化が広がる危険性があるため、補修が必要です。
屋根板金は雨風にさらされるため、何もしていなくても経年劣化でさびることがあります。
板金がさびてしまうと別の部分にも劣化が広がる危険性があるため、補修が必要です。
釘が浮いている
板金と下地を釘で留めている場合、経年劣化や屋根に衝撃があった場合などに釘が浮くことがあります。
下地と板金との間があくので、そこから雨などが浸入してしまう可能性があるため、雨もりの原因となることもあります。
釘浮きは放置しておくと、屋根や家全体の劣化につながる可能性があります。
下地と板金との間があくので、そこから雨などが浸入してしまう可能性があるため、雨もりの原因となることもあります。
釘浮きは放置しておくと、屋根や家全体の劣化につながる可能性があります。
板金がはがれ・変形している
強風などで板金が浮いたり変形したり、はがれるなどが起こる事があります。
板金がはがれたり変形したりすると、下地もダメージを受ける可能性があります。
板金がはがれたり変形したりすると、下地もダメージを受ける可能性があります。
屋根の板金工事の費用が決まる要素
屋根の板金工事の費用が決まる要素としては、以下が挙げられます。
・使用する板金の素材の種類
・工事の範囲の広さ
・足場の有無
各要素について解説します。
・使用する板金の素材の種類
・工事の範囲の広さ
・足場の有無
各要素について解説します。
使用する板金の素材の種類
使用する板金板の素材によって費用は異なります。
多機能なものや丈夫な素材などであればあるほど費用が高くなる可能性があります。
ただし耐久性の高い素材を使えば、次に補修をするまでの期間が伸びる可能性もあるので、その点も考えて建材を決めるとよいでしょう。
また工事の範囲が広く、建材がたくさん必要であればあるほど、建材に高価な素材を使った場合の工事費が高くなります。
多機能なものや丈夫な素材などであればあるほど費用が高くなる可能性があります。
ただし耐久性の高い素材を使えば、次に補修をするまでの期間が伸びる可能性もあるので、その点も考えて建材を決めるとよいでしょう。
また工事の範囲が広く、建材がたくさん必要であればあるほど、建材に高価な素材を使った場合の工事費が高くなります。
工事の範囲の広さ
工事の範囲が広いほど、板金の建材の量が増えたり、手間も増えたりするため費用が高くなります。
屋根全体を工事する必要がある場合は、屋根そのものが広いほど費用がかかります。
カバー工法や葺き替え工事などは、屋根全面を工事するため費用が高いです。
しかし谷板金だけを補修するなど部分的な補修であれば、費用は安くなる傾向にあります。
工事の範囲は費用に大きな影響を及ぼします。
屋根全体を工事する必要がある場合は、屋根そのものが広いほど費用がかかります。
カバー工法や葺き替え工事などは、屋根全面を工事するため費用が高いです。
しかし谷板金だけを補修するなど部分的な補修であれば、費用は安くなる傾向にあります。
工事の範囲は費用に大きな影響を及ぼします。
足場の有無
屋根板金の工事を行う場合は、足場の設置が必要な場合が多いです。
職人の安全性を確保するだけでなく、作業効率の向上といった効果が期待できます。
足場を組むと、工事そのものの費用に加えて足場代が発生します。
見積書を確認する際は、足場代が工事代に含まれているか確認し、トータルで必要になる修理費用を確認しておきましょう。
職人の安全性を確保するだけでなく、作業効率の向上といった効果が期待できます。
足場を組むと、工事そのものの費用に加えて足場代が発生します。
見積書を確認する際は、足場代が工事代に含まれているか確認し、トータルで必要になる修理費用を確認しておきましょう。
板金工事は屋根工事の一種でプロにお任せするのがおすすめ
本記事では、屋根の板金工事について解説しました。
板金とは、金属を薄く延ばした板やその加工技術のことです。
屋根の工事において、板金工事は金属板を使った工事の一種になります。
屋根の板金には、棟板金やケラバ捨て水切などさまざまな種類があります。
また屋根板金の劣化症状としては、釘の浮きや板金のさび・はがれや変形などがあります。
もしも板金に劣化の症状を感じたら必ずプロである業者に修理を依頼しましょう。
板金とは、金属を薄く延ばした板やその加工技術のことです。
屋根の工事において、板金工事は金属板を使った工事の一種になります。
屋根の板金には、棟板金やケラバ捨て水切などさまざまな種類があります。
また屋根板金の劣化症状としては、釘の浮きや板金のさび・はがれや変形などがあります。
もしも板金に劣化の症状を感じたら必ずプロである業者に修理を依頼しましょう。