見て頂いて分かる通り海際のお宅です。
こうゆう土地は塩害地域に指定されていてその中でも重塩害地域です。
海側は東面なので、台風の東からくる潮風を直接受けてしまいます。

上の写真は塩害で錆の発生や、屋根の穴あきなどが起きた屋根材です。
現在の屋根素材は昔のブリキ(錫メッキ鋼板)やトタン(亜鉛メッキ鋼板)から、ガルバリウム鋼板やSGL鋼板が主流に
なっています。
これらの屋根素材でも昔から比べるとかなり長持ちするようにはなりましたが、塗装が劣化し、メッキ層が浸食されると
芯材の鉄に錆が発生します。
そのためＵ様邸ではカラーステンレス屋根材を選択しました。
塩害地域以外ではあまり使われることはありませんが、玉野市や牛窓町などの海側の住宅には塩害に強い材料で仕上げた方が
当然長持ちします。