ベランダ屋根は修理しないと危険!破損原因や修理内容など詳しく解説
ベランダ屋根は、剥がれかけたり穴があいたりしても生活に支障が出にくい場所です。
修理を後回しにする方が少なくありませんが、ベランダ屋根を修理せずにいるとさまざまな危険があります。
本記事では、ベランダ屋根の破損原因や放置する危険について解説します。
修理方法についても説明するので、ベランダ屋根の破損が気になっている方は参考にしてください。
修理を後回しにする方が少なくありませんが、ベランダ屋根を修理せずにいるとさまざまな危険があります。
本記事では、ベランダ屋根の破損原因や放置する危険について解説します。
修理方法についても説明するので、ベランダ屋根の破損が気になっている方は参考にしてください。
ベランダ屋根が破損する原因
ベランダ屋根が破損する理由は主に2つあります。
・自然災害の被害
・経年劣化によるヒビ割れや欠け
それぞれ詳しく解説します。
・自然災害の被害
・経年劣化によるヒビ割れや欠け
それぞれ詳しく解説します。
自然災害の被害
ベランダ屋根は、台風などの強風で被害を受けやすい箇所です。
横や下からの強い風にあおられてまくれたり、飛んだりすることがあります。
季節によっては雪の重みで割れる、雹で穴があくといった例もあります。
屋根材が経年劣化していると、さらに壊れやすくなるでしょう。
剥がれ始めたベランダ屋根をそのままにしておくと、次に強風が吹いた際に完全に剥がれてベランダ全体へのダメージにつながる危険もあります。
自然災害は予想がつかないため、何かある前に早めの修理がおすすめです。
横や下からの強い風にあおられてまくれたり、飛んだりすることがあります。
季節によっては雪の重みで割れる、雹で穴があくといった例もあります。
屋根材が経年劣化していると、さらに壊れやすくなるでしょう。
剥がれ始めたベランダ屋根をそのままにしておくと、次に強風が吹いた際に完全に剥がれてベランダ全体へのダメージにつながる危険もあります。
自然災害は予想がつかないため、何かある前に早めの修理がおすすめです。
経年劣化によるヒビ割れや欠け
経年劣化で素材が脆くなると、強風や大雨の影響がなくてもヒビ割れや欠けが生じるケースがあります。
乾燥や収縮、紫外線などの影響で素材が固くなると柔軟性がなくなり、結果として外側からの影響でヒビ割れたり欠けたりしやすくなるためです。
ベランダ屋根は雨風や紫外線にさらされているため、劣化しやすい環境にあります。
金属製の屋根は長期間雨などにさらされた結果、錆が生じるケースもあります。
錆びた部分は放置すると穴があくため注意が必要です。
乾燥や収縮、紫外線などの影響で素材が固くなると柔軟性がなくなり、結果として外側からの影響でヒビ割れたり欠けたりしやすくなるためです。
ベランダ屋根は雨風や紫外線にさらされているため、劣化しやすい環境にあります。
金属製の屋根は長期間雨などにさらされた結果、錆が生じるケースもあります。
錆びた部分は放置すると穴があくため注意が必要です。
ベランダ屋根の修理方法
ベランダ屋根の修理方法は主に次の3つです。
・部分的にパネルを交換する
・屋根をすべて交換する
・支柱から屋根を交換する
ベランダ屋根の状態に応じた方法で修理を行います。
・部分的にパネルを交換する
・屋根をすべて交換する
・支柱から屋根を交換する
ベランダ屋根の状態に応じた方法で修理を行います。
部分的にパネルを交換する
破損している部分のパネルのみ交換する方法です。
家屋の屋根に比べ、ベランダの屋根は簡単な構造のため部分的な交換が容易です。
しかし屋根の大部分が痛んでいる場合は、その都度部分的な交換を行うより、屋根全体を一気に交換する方がコストパフォーマンスはよいでしょう。
家屋の屋根に比べ、ベランダの屋根は簡単な構造のため部分的な交換が容易です。
しかし屋根の大部分が痛んでいる場合は、その都度部分的な交換を行うより、屋根全体を一気に交換する方がコストパフォーマンスはよいでしょう。
屋根をすべて交換する
破損した部分を含め、屋根全体を交換することで屋根全体の耐久性を上げられる方法です。
経年劣化で屋根が破損した場合は、ほかの部分も傷んでいる可能性があります。
部分的な修理で対応できない場合は、屋根の全交換も検討しましょう。
経年劣化で屋根が破損した場合は、ほかの部分も傷んでいる可能性があります。
部分的な修理で対応できない場合は、屋根の全交換も検討しましょう。
支柱から屋根を交換する
ベランダ屋根とともに支柱も交換する方法です。
ベランダ屋根の支柱は強風などの影響で曲がったり、雨水で錆びたりする可能性がある箇所です。
一度曲がった支柱は、次の強風で完全に折れてしまう危険性があります。
部分的な錆であれば、錆を落として塗り直す方法も可能です。
しかし支柱全体に及ぶような錆は、耐久性が低下し折れる可能性もあるため早めの交換を検討しましょう。
ベランダ屋根の支柱は強風などの影響で曲がったり、雨水で錆びたりする可能性がある箇所です。
一度曲がった支柱は、次の強風で完全に折れてしまう危険性があります。
部分的な錆であれば、錆を落として塗り直す方法も可能です。
しかし支柱全体に及ぶような錆は、耐久性が低下し折れる可能性もあるため早めの交換を検討しましょう。
ベランダ屋根を修理しないとどうなるのか
生活に大きな支障がないと「まだ大丈夫だろう」とベランダ屋根の修理を後回しにする方もいます。
しかし、破損した屋根をそのままにしていると次のような危険があります。
・剥がれた屋根が人、物に当たる
・支柱ごと倒れる
・外壁が破損する
それぞれ解説するので、修理を検討する際の参考にしてください。
しかし、破損した屋根をそのままにしていると次のような危険があります。
・剥がれた屋根が人、物に当たる
・支柱ごと倒れる
・外壁が破損する
それぞれ解説するので、修理を検討する際の参考にしてください。
剥がれた屋根が人・物に当たる
剥がれかけていた屋根は、強風とは呼べないような風でも飛んでしまう可能性があります。
飛んだ屋根が通行人に当たったり、近隣住宅の壁や窓に穴を開けたりするケースもあります。
他人に迷惑をかける可能性を考え、早めに修理した方がよいでしょう。
飛んだ屋根が通行人に当たったり、近隣住宅の壁や窓に穴を開けたりするケースもあります。
他人に迷惑をかける可能性を考え、早めに修理した方がよいでしょう。
支柱ごと倒れる
ベランダ屋根が経年劣化を起こしている場合、支柱も同様に劣化している可能性があります。
強風で屋根があおられた結果、支柱ごと倒れてベランダそのものに被害が及ぶ危険もあります。
ベランダ屋根とともに支柱の状態も確認しましょう。
強風で屋根があおられた結果、支柱ごと倒れてベランダそのものに被害が及ぶ危険もあります。
ベランダ屋根とともに支柱の状態も確認しましょう。
外壁が破損する
ベランダ屋根が剥がれたり支柱が倒れたりすると、外壁も破損する可能性があります。
外壁の破損部分から入り込んだ雨水は、雨漏りの原因の一つです。
雨漏りは内側から劣化を進行させるため、家全体の耐久性が下がる危険があります。
修復には高額な費用が必要になるため、進行する前に対処しましょう。
外壁の破損部分から入り込んだ雨水は、雨漏りの原因の一つです。
雨漏りは内側から劣化を進行させるため、家全体の耐久性が下がる危険があります。
修復には高額な費用が必要になるため、進行する前に対処しましょう。
ベランダ屋根の修理費用の内訳
ベランダ屋根の修理費用と内訳は施工内容によって異なりますが、主な項目としては次のようなものがあります。
・屋根材や支柱の本体価格
・取り付け作業費
・撤去や処分費用
修理や交換に使う屋根材と支柱の本体価格、取付け作業費のほか、既存の屋根を撤去したり処分したりするための費用なども必要です。
修理箇所によっては足場代の設置費用が必要な場合もあります。
見積書に足場代の項目がない場合、足場を設置するかどうかを確認すると安心です。
・屋根材や支柱の本体価格
・取り付け作業費
・撤去や処分費用
修理や交換に使う屋根材と支柱の本体価格、取付け作業費のほか、既存の屋根を撤去したり処分したりするための費用なども必要です。
修理箇所によっては足場代の設置費用が必要な場合もあります。
見積書に足場代の項目がない場合、足場を設置するかどうかを確認すると安心です。
ベランダ屋根の修理に火災保険が使えるケース
ベランダ屋根の修理には、以下のように火災保険が使えるケースがあります。
・被害の原因が自然災害(台風や降雪、豪雨など)
・被害を受けてから3年以内
経年劣化による損害や、3年以上前の修理は対象外です。
また、火災保険の対象になるのは「現状復旧」のみです。
増設や破損していない部分の工事費は対象外になるため、注意しましょう。
詳細は保険によって異なるため、ベランダ屋根の修理を依頼する前に契約内容を確認して対象範囲を確認してください。
不明点は保険会社に問い合わせたり、修理を依頼する業者に相談したりしてもよ いでしょう。
・被害の原因が自然災害(台風や降雪、豪雨など)
・被害を受けてから3年以内
経年劣化による損害や、3年以上前の修理は対象外です。
また、火災保険の対象になるのは「現状復旧」のみです。
増設や破損していない部分の工事費は対象外になるため、注意しましょう。
詳細は保険によって異なるため、ベランダ屋根の修理を依頼する前に契約内容を確認して対象範囲を確認してください。
不明点は保険会社に問い合わせたり、修理を依頼する業者に相談したりしてもよ いでしょう。
ベランダ屋根の種類
ベランダ屋根の種類についても解説します。
ベランダ屋根は主に次の3種類です。
・波板
・パネル
・金属
それぞれの特徴や使われている素材について解説するので、修理する際の屋根材選びの参考にしてください。
ベランダ屋根は主に次の3種類です。
・波板
・パネル
・金属
それぞれの特徴や使われている素材について解説するので、修理する際の屋根材選びの参考にしてください。
波板
波板はリーズナブルで加工しやすい特徴から、ベランダ屋根によく使われる素材です。
波板の種類には、次のようなものがあります。
・塩化ビニール
・ガラスネット
・ポリカーボネート
塩化ビニール製は安価ですが、耐用年数の短さがデメリットです。
塩化ビニール製にガラスネットが入った製品もありますが、耐用年数が大幅に変わるわけではありません。
中のネットごと割れてしまうケースもあります。
ポリカーボネートは「割れないプラスチック」ともいわれ、耐用年数が長い素材です。
柔軟性を保つため経年劣化しても割れにくいというメリットもありますが、塩化ビニール製に比べると価格が高くなります。
ほかにも、カラートタンやガルバリウム鋼板で作られた波板もあります。
波板の種類には、次のようなものがあります。
・塩化ビニール
・ガラスネット
・ポリカーボネート
塩化ビニール製は安価ですが、耐用年数の短さがデメリットです。
塩化ビニール製にガラスネットが入った製品もありますが、耐用年数が大幅に変わるわけではありません。
中のネットごと割れてしまうケースもあります。
ポリカーボネートは「割れないプラスチック」ともいわれ、耐用年数が長い素材です。
柔軟性を保つため経年劣化しても割れにくいというメリットもありますが、塩化ビニール製に比べると価格が高くなります。
ほかにも、カラートタンやガルバリウム鋼板で作られた波板もあります。
パネル
パネルの種類には、次のようなものがあります。
・アクリル
・ポリカーボネート
アクリルは安価で透明度が高く、ガラスに比べて軽くて強度が高い素材です。
以前はベランダ屋根によく使われていましたが耐久性で劣るため、現在ではポリカーボネート製が多くなっています。
・アクリル
・ポリカーボネート
アクリルは安価で透明度が高く、ガラスに比べて軽くて強度が高い素材です。
以前はベランダ屋根によく使われていましたが耐久性で劣るため、現在ではポリカーボネート製が多くなっています。
金属
豪雪地帯や強風が多い地域では、カラートタンやガルバリウム鋼板といった金属製のベランダ屋根が見られます。
費用はかかりますが、耐久性が高くカラーバリエーションが豊富なのが特徴です。
雨などで錆びる可能性があるため、錆落としや塗り替えといった定期的なメンテナンスが必要です。
費用はかかりますが、耐久性が高くカラーバリエーションが豊富なのが特徴です。
雨などで錆びる可能性があるため、錆落としや塗り替えといった定期的なメンテナンスが必要です。
ベランダ屋根の修理とともに行いたいメンテナンス
ベランダ屋根が劣化している場合、ベランダ全体の劣化も心配です。
修理とともに次のようなメンテナンスを検討すると安心です。
・床の補修
・手すり部分の補修
・排水管の点検と清掃
それぞれ詳しく解説します。
修理とともに次のようなメンテナンスを検討すると安心です。
・床の補修
・手すり部分の補修
・排水管の点検と清掃
それぞれ詳しく解説します。
床の補修
屋根が経年劣化で破損した場合、床の防水加工も耐用年数を超えている可能性があります。
ベランダの床は防水層が施工してあり、表面にトップコートと呼ばれる保護塗膜が塗ってあります。
立地や環境といった条件によって年数は異なりますが、耐水性を保つために定期的な塗り替えが必要です。
金属部分が錆びて脆くなっている可能性もあるため、点検してもらいましょう。
ベランダの床は防水層が施工してあり、表面にトップコートと呼ばれる保護塗膜が塗ってあります。
立地や環境といった条件によって年数は異なりますが、耐水性を保つために定期的な塗り替えが必要です。
金属部分が錆びて脆くなっている可能性もあるため、点検してもらいましょう。
手すり部分の補修
ベランダの手すり部分は、繋ぎ目にコーキングが充填され防水機能が高められています。
紫外線の影響などで劣化した場合、コーキング剤の補修を行う必要があります。
コーキングが割れていると、そこから雨水が入り込み錆などの原因になりかねません。
また、金属部分の確認もあわせて行いましょう。
紫外線の影響などで劣化した場合、コーキング剤の補修を行う必要があります。
コーキングが割れていると、そこから雨水が入り込み錆などの原因になりかねません。
また、金属部分の確認もあわせて行いましょう。
排水管の点検と清掃
台風や豪雨のあとは、ベランダの排水管が枯れ葉や枝、砂埃などで詰まっている可能性があります。
排水管が詰まるとベランダに雨水が溜まり、床や壁に染みこむ恐れがあります。
日常的にチェックし、詰まっている場合は早めに取り除きましょう。
しかし排水管の奥の方で詰まってしまうと、専門業者でないと清掃が難しくなります。
掃除をしても詰まりが改善されない場合は、業者に依頼しましょう。
排水管が詰まるとベランダに雨水が溜まり、床や壁に染みこむ恐れがあります。
日常的にチェックし、詰まっている場合は早めに取り除きましょう。
しかし排水管の奥の方で詰まってしまうと、専門業者でないと清掃が難しくなります。
掃除をしても詰まりが改善されない場合は、業者に依頼しましょう。
ベランダ屋根の修理は実績が豊富な業者へ依頼しよう
ベランダ屋根の修理は、実績が豊富な業者に依頼すると安心です。
作業に慣れていない業者では、施工不良が起きるケースがあります。
費用を抑えるためにDIYでの修理を検討する方もいますが、高所での作業は危険が伴うため避けた方が無難です。
屋根を落として家に傷をつけたり、自分自身がケガをしたりする可能性があります。
破損部分の応急処置にとどめ、業者へ修理を依頼しましょう。
事前に調査や見積もりを依頼し、信頼できる業者か見極めてから依頼すると安心です。
実際に修理を依頼した方の口コミも参考になるため、調べてみましょう。
作業に慣れていない業者では、施工不良が起きるケースがあります。
費用を抑えるためにDIYでの修理を検討する方もいますが、高所での作業は危険が伴うため避けた方が無難です。
屋根を落として家に傷をつけたり、自分自身がケガをしたりする可能性があります。
破損部分の応急処置にとどめ、業者へ修理を依頼しましょう。
事前に調査や見積もりを依頼し、信頼できる業者か見極めてから依頼すると安心です。
実際に修理を依頼した方の口コミも参考になるため、調べてみましょう。