『ステンレス鋼板』について 2021/7/11up
サビが発生しにくい『ステンレス鋼板』とは
今回はステンレス鋼板についてお話していきたいと思います。
みなさんは『ステンレス』=『サビが発生しない』と思われている方が多いと思いますが、実はサビが発生しないのではなくてサビが発生しにくいが正解です。
ステンレスにも色々な種類があるのをご存じですか?
話をあまり難しくするつもりはないんですが少し深入りしないと解説できないので、なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
ものすごく深入りして知りたい方はWikipedia先生で調べてみてください(笑)
みなさんは『ステンレス』=『サビが発生しない』と思われている方が多いと思いますが、実はサビが発生しないのではなくてサビが発生しにくいが正解です。
ステンレスにも色々な種類があるのをご存じですか?
話をあまり難しくするつもりはないんですが少し深入りしないと解説できないので、なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
ものすごく深入りして知りたい方はWikipedia先生で調べてみてください(笑)
サビが発生しにくい『メッキ鋼板』と『ステンレス鋼板』
私は一級板金技能士の学科試験でいくらか勉強しましたが、一言でといっても素材や特性などによっていろいろな種類があります。
ステンレスオールステナイト系、フェライト系、マルテンサイト系…
難しすぎるし、覚えてないので省きます(笑)
以前ブログでメッキ鋼板もサビが発生しにくいと書きましたが、同じようにサビが発生しにくい鋼板ですが構造がまったく違います。
メッキ鋼板は鉄板に亜鉛やアルミなどで被膜を作りその被膜によって鉄板を保護してサビを発生させない構造ですが、風雨にさらされ続けるとメッキが溶け出して、やがて鉄板が露出しサビが発生します。
一方、ステンレス鋼板は鉄とクロムやニッケルという金属との合金でできています。
クロムは鉄よりも先に酸化して表面に被膜を作り、サビの発生を抑制します。
ここまではメッキと似たような特性ですが、ステンレスは合金なので表面も内部も同じ特性を持っています。
ステンレス食器などには「Stainless steel」と表記されていて、「Stain(サビ)」「less(少ない)」「steel(鋼)」
まさしくサビが発生しにくい鋼なのです。
ステンレスオールステナイト系、フェライト系、マルテンサイト系…
難しすぎるし、覚えてないので省きます(笑)
以前ブログでメッキ鋼板もサビが発生しにくいと書きましたが、同じようにサビが発生しにくい鋼板ですが構造がまったく違います。
メッキ鋼板は鉄板に亜鉛やアルミなどで被膜を作りその被膜によって鉄板を保護してサビを発生させない構造ですが、風雨にさらされ続けるとメッキが溶け出して、やがて鉄板が露出しサビが発生します。
一方、ステンレス鋼板は鉄とクロムやニッケルという金属との合金でできています。
クロムは鉄よりも先に酸化して表面に被膜を作り、サビの発生を抑制します。
ここまではメッキと似たような特性ですが、ステンレスは合金なので表面も内部も同じ特性を持っています。
ステンレス食器などには「Stainless steel」と表記されていて、「Stain(サビ)」「less(少ない)」「steel(鋼)」
まさしくサビが発生しにくい鋼なのです。
住宅で使用されるステンレスの種類



植田板金店では外部に露出するビス、いわゆる化粧ビスはすべてステンレス製のビスを使用しています。
ビスに使用されるステンレスは鉄の含有量の多いステンレスで作られています。記号で言うとSUS410などです。
鉄の含有量が多いと強度が得られたり、磁性があるのでビスとして使用するには最適です。
難点はスプーンやフォークなどに使われているSUS304よりサビが発生しやすいところです。
一般的に一番サビが発生しにくいSUS304製のビスを打つとビスの首がねじ切れたり、十字部分がなめたりしやすく強度が足りません。ステンレス釘などではSUS304が一般的です。
その次に多く使うものは軒といの金具です。
今ではポリカーボネイト製の金具が一般的ですが、ポリカーボネイトの金具を製作するには金型が必要なため、特殊な小ロット製造の金具はステンレス製のものが多いです。
それ以外にも「ポリカ製金具より強度が落ちてもステンレス製金具の見た目の方がいい」と言われる方もおられます。
ちなみにポリカ製金具は「高強度金具」に位置付けられ、取付け間隔は1m以下でステンレス製より安価です。
ステンレス製金具やメッキ製の金具は取付け間隔は60㎝以下で、ステンレス製金具はポリカ製金具の倍近い価格です。
次はあまり使われませんがカラーステンレス鋼板です。
先日も私のブログを見られた方が「屋根材をカラーSGLとカラーステンレスにするのはどっちがいいですか?」とお問い合わせをいただきましたが、もちろんカラーステンレスの方がサビが発生しにくく長持ちします。
但し材料代は約3倍です! 屋根のお見積もり価格だと材料に施工費などが乗ってくるので約2倍になります。
私の家は海から10m程度の所に建っているので屋根や水切などすべてステンレスにしていますが、塩害地域でもない場合は屋根をステンレスにする費用対効果はあまりない気がします。
お問い合わせいただいた方にもお伝えしましたが、カラーGLやカラーSGLの場合メーカー推奨の塗装サイクルは15年です。
二度と塗装したくない場合はステンレスがいいかもしれません。
カラーステンレス屋根の場合は塗装が傷んでもステンレスが出てくるだけなので、見た目を気にしなければ元の色と銀色のまだらになり、いつかは銀色になるだけです。
完璧に見えるステンレスですが、屋根材などに使用する場合気を付けないといけないことがあります!
それは材料が固いことと粘りが鉄板ほどないこと、それと熱による伸縮が鉄板の1.5倍程度あるということです。
この特性を理解した上で施工の対策をしておかないと、材料が熱による伸縮によって裂けたり割れたりします。
文章力がなく、いつも長々と書いてしまいますがわかっていただけたでしょうか?
あまり深入りしたご質問には答えられませんが、今回書いた記事程度で分からないことがあればまたご質問ください。


屋根はもちろん屋根以外のリフォーム工事もご検討の方は植田板金店「屋根やさん」へご相談ください。植田板金店「屋根やさん」は屋根・外壁・樋などの外周りからキッチン・浴室・洗面・トイレなどの水廻り改修、サッシ入れ替えやエクステリア工事まで!多くの施工実績がある当店にご相談ください。
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