瓦の葺き替えとは?メリット・デメリットや業者の選び方を解説
![ジョイント](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/IMG_1688-2.jpg)
これから瓦の交換を考えている人のなかには、このような疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
瓦の葺き替えとは、既存瓦をすべて撤去して新しい瓦に張り替える工法のことです。
屋根の全面リフォームになるため、新築同様の仕上がりが期待できます。
本記事では瓦の葺き替えやメリット・デメリット、工事の手順について紹介します。
瓦の葺き替えとは
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/image1.png)
屋根の全面リフォームになるため、屋根材だけでなく下地も交換することになります。
瓦の葺き替えは、既存屋根に起こる問題を一気に解決してくれる利便性が高い工法でもあります。
新築同様の屋根に仕上げられるため、必要だったメンテナンスも先延ばし可能です。
瓦の葺き替えをするメリット
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/image4.png)
・屋根の印象を大きく変えられる
・雨漏りの予防に繋がる
・自然災害の対策に繋がる
順に解説していきます。
屋根の印象を大きく変えられる
瓦の葺き替えは既存の瓦を新しい瓦に変えるため、イチから瓦のデザインが選べます。
屋根の見た目を綺麗にできるだけでなく、印象を変えられます。
新築のような新しい気分になれるため、屋根のイメージを大きく変えたい方におすすめです。
屋根の見た目を綺麗にできるだけでなく、印象を変えられます。
新築のような新しい気分になれるため、屋根のイメージを大きく変えたい方におすすめです。
雨漏りの予防に繋がる
瓦の葺き替えでは、屋根の下にある野地板やルーフィングなどの交換も行います。
そのため、屋根に残る防水機能を新築時と同様の状態にできます。
雨漏りが1度起こってしまうと、建物の躯体と内部に悪影響を与えてしまいかねません。
雨漏りの予防は屋根の劣化だけでなく、建物の躯体を守るためにも必要になります。
そのため、屋根に残る防水機能を新築時と同様の状態にできます。
雨漏りが1度起こってしまうと、建物の躯体と内部に悪影響を与えてしまいかねません。
雨漏りの予防は屋根の劣化だけでなく、建物の躯体を守るためにも必要になります。
自然災害の対策に繋がる
近年、瓦の葺き替えでは自然災害に強い防災瓦の使用が普及しています。
「防災瓦+施工技術の発展」により、地震や台風などの自然災害にも負けない瓦の葺き替えが可能です。
「防災瓦+施工技術の発展」により、地震や台風などの自然災害にも負けない瓦の葺き替えが可能です。
瓦の葺き替えをするデメリット
![下噴き材施工2](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/IMG_1652-2.jpg)
・工事期間中は騒音が発生する
・工事費用が高くなる
1つずつ解説します。
工事期間中は騒音が発生する
瓦の葺き替えでは、既存屋根の撤去や新しい瓦の取り付け工事により大きな音が響きます。
これらの工事は数日間にわたって行われるため、近隣にも把握してもらっておく必要があります。
仮に説明をしないまま瓦の葺き替えを行ってしまうと、近隣からのクレームが発生することもあるでしょう。
無事に瓦の葺き替えが終わっても、1度近隣との関係が悪くなってしまうと住みづらくなってしまう恐れがあります。
瓦の葺き替え前は近隣に工事の内容と期間の説明を行い、理解してもらいましょう。
これらの工事は数日間にわたって行われるため、近隣にも把握してもらっておく必要があります。
仮に説明をしないまま瓦の葺き替えを行ってしまうと、近隣からのクレームが発生することもあるでしょう。
無事に瓦の葺き替えが終わっても、1度近隣との関係が悪くなってしまうと住みづらくなってしまう恐れがあります。
瓦の葺き替え前は近隣に工事の内容と期間の説明を行い、理解してもらいましょう。
工事費用が高くなる
瓦の葺き替えは既存屋根の撤去費用や廃棄処分費、新設屋根の取り付け費用など、様々な場面で費用が発生するため工事費用が高くなります。
瓦の葺き替えは工事工程が多いことから、工期が長くなる傾向にあります。
瓦の葺き替えを行う際には、工事費用と工期をしっかりと確認・精査したうえで進めるようにしましょう。
瓦の葺き替えは工事工程が多いことから、工期が長くなる傾向にあります。
瓦の葺き替えを行う際には、工事費用と工期をしっかりと確認・精査したうえで進めるようにしましょう。
瓦の葺き替え工事の手順
![イメージシート](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/IMG_1156-e1691848956240.jpg)
・古い瓦を撤去する
・瓦を引っ掛ける木材と防水シートの撤去
・新たに瓦を引っ掛ける木材と防水シートを取り付け
・新しい瓦を屋根に上げて、取り付ける
・本棟、隅棟、壁際部などを仕上げる
・仕上がりの確認
・周辺の掃除
瓦の葺き替えは瓦の撤去だけでなく、桟木や防水シートの撤去も行います。
屋根に関わるすべての材料を撤去するため、既存屋根の劣化は工事後に影響しません。
新しい瓦を取り付けた後に、瓦をバランスよく調整しながら本棟・隅棟・壁際部の細かな箇所を仕上げていきます。
細かな仕上げを完了することができれば、瓦の葺き替えは完了です。
あとは施主と業者が仕上がりを確認し、周辺の掃除を行えば工事終了になります。
瓦の葺き替え業者の選び方
![とい金具の取付け](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/IMG_4552.jpg)
・豊富な施工実績を公表している
・資格、保証期間が充実している
・適正価格で提供している
葺き替え工事の仕上がりは、業者が持つ技術によって大きく変わります。
技術を持っているかどうかが判断できる要素に、過去の施工実績が挙げられます。
豊富な施工実績を公表している業者は、それだけ瓦の葺き替え工事の経験を積んでいるということです。
経験を積んでいる業者の場合、イレギュラーが発生しても、柔軟に対応してくれます。
資格所有者や保証期間が充実していたり、適正価格で工事を行ったりしている業者へ依頼するのも安心感があります。
これらの項目は相談時に確認できることが多いため、複数の業者から選ぶ場合には3つのポイントで比較しながら業者を選びましょう。
瓦の葺き替えの施工事例
![岡山市中区のH様の屋根](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/FLNE2078-1.jpg)
・岡山市南区 M様邸
・倉敷市 S様邸
順に紹介します。
岡山市南区 M様邸
老朽化したモニエル瓦をルーガ鉄平に葺き替えした際の施工事例です。
【ビフォー】
【ビフォー】
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/image3-1-1.png)
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/image4-1.png)
ビフォーのまま放置していると雨漏りや凍害が発生するため、早急に対処が必要でした。
屋根材を耐用年数が長いものに変えることで、当面の間は劣化の心配が必要ありません。
見た目もガラリと変えられたことにより、とても印象的な風合いになりました。
倉敷市 S様邸
老朽化したモニエル瓦をスーパーガルテクトに葺き替えした際の施工事例です。
【ビフォー】
【ビフォー】
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/image1-1.png)
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/image2-1-1.png)
スーパーガルテクトに葺き替えたことにより耐震性や耐久性、防音性の向上が実現しました。
瓦の耐用年数
![漆喰はがれ](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/IMG_8713.jpg)
瓦は他の屋根に比べて持ちが良いため、メンテナンスや葺き替えの頻度を抑えたい方におすすめです。
とはいえ、必ずしも瓦の耐用年数は50〜60年というわけではありません。
瓦を使用する地域や自然環境の影響などによって、耐用年数が下がる場合があります。
持ちが良い瓦であっても、いつかはメンテナンスが必要になることを想定しておきましょう。
瓦の葺き替えを考えるべき症状
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/image2-1.png)
・ひび割れや欠けの発生
・コケの発生
・雨漏りの発生
・釘の抜け
・色あせ
瓦には上記の劣化症状が時間を経つごとに発生します。
特に、コケの発生や雨漏りの発生は長期的に起こる劣化症状であるため、瓦の劣化が進行していることを表しています。
釘の抜けの場合、1〜2ヶ所などであれば、問題ありません。
しかし複数箇所に釘の抜けが発見された場合、屋根や金物が浮いて雨漏りに繋がるので、早めの対応が必要です。
色あせは屋根の見た目が悪くなるだけでなく、屋根の防水機能の低下に繋がります。
このような劣化症状を発見したら、症状を進行させないためにも早期発見・早期対応が必須です。
葺き替えは瓦の状態に応じて必要かどうかを判断しよう
![玄関軒先崩れ](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/IMG_8382-1.jpg)
既存屋根に起こっている問題をすべてリセットできるといった特徴があります。
利点が多い瓦の葺き替えですが、すべての屋根に利用が望ましいわけではありません。
屋根の劣化状態によっては、既存屋根を利用する屋根カバー工法といった工法の利用も使用できます。
屋根工事に関する知識を深め、本当に葺き替えを選ぶべきなのか検討しましょう。
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