瓦屋根の漆喰とは?補修方法や役割、修理すべきサインも紹介!

「漆喰の補修が必要なタイミングはいつだろう?」
このように考えている方もいるのではないでしょうか。
漆喰の劣化が進んだまま放置しておくと、室内に雨漏りが発生する原因となります。
雨漏りの補修は、大きな工事となるためできるだけ避けたいものです。
本記事では、漆喰の概要や補修方法、補修が必要なサインについて解説します。
漆喰に関するよくある質問についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
瓦屋根の漆喰とは

屋根の防水や接着の役割を果たしています。
棟瓦や壁際の熨斗瓦の隙間を埋めるため、葺き土を守っています。
漆喰の劣化は雨漏りや瓦の抜け落ちなど屋根全体だけでなく、室内にまで影響を及ぼすため注意が必要です。
漆喰の補修方法

・漆喰詰めなおし工事
・漆喰取り直し工事
どのような違いがあるのか、1つずつご紹介していきます。
漆喰詰めなおし工事
漆喰詰めなおし工事は、漆喰のひび割れや欠けなど軽微な劣化が発生したときに使用される補修工事です。
軽微な変更がメインとなるため、短工期かつ最小コストで補修工事を進められます。
漆喰詰めなおし工事の流れは、以下の通りです。
・漆喰を剥がす
・葺き土をスプレーで湿らせる
・新たな漆喰を塗る
・工事を完了する
工事の内容そのものは、それほど難しくありません。
漆喰の一部を補修するときに実施される工事です。
軽微な変更がメインとなるため、短工期かつ最小コストで補修工事を進められます。
漆喰詰めなおし工事の流れは、以下の通りです。
・漆喰を剥がす
・葺き土をスプレーで湿らせる
・新たな漆喰を塗る
・工事を完了する
工事の内容そのものは、それほど難しくありません。
漆喰の一部を補修するときに実施される工事です。
漆喰取り直し工事
漆喰取り直し工事とは、漆喰の劣化により瓦自体がズレてしまった状態のときに実施される補修工事のことです。
漆喰詰めなおし工事よりも大きな工事となるため、コストがかかります。
漆喰取り直し工事の流れは、以下の通りです。
・既存瓦を取り外す
・瓦の内部を撤去する
・木材を入れる
・漆喰を詰める
・瓦を再度積む
・工事完了
漆喰取り直し工事は瓦を張り替える必要があるためため、ある程度の工事期間を要します。
漆喰取り直し工事を検討されている方は、工事のスケジュールを入念に打合せしましょう。
漆喰詰めなおし工事よりも大きな工事となるため、コストがかかります。
漆喰取り直し工事の流れは、以下の通りです。
・既存瓦を取り外す
・瓦の内部を撤去する
・木材を入れる
・漆喰を詰める
・瓦を再度積む
・工事完了
漆喰取り直し工事は瓦を張り替える必要があるためため、ある程度の工事期間を要します。
漆喰取り直し工事を検討されている方は、工事のスケジュールを入念に打合せしましょう。
漆喰の補修が必要なサイン

・雨漏り
・台土の流出
・瓦の抜け落ち
・漆喰の剥がれ
・漆喰のコケ
・ひび割れ、欠け
漆喰の補修が必要なサインについて知っておくことで、劣化状態の早期発見ができます。
それぞれ順番に解説します。
雨漏り
雨漏りが発生している場合は、漆喰の補修が必要であるサインかもしれません。
漆喰に異常が発生して棟の中に雨水が回り、防水シートの劣化に繋がります。
防水シートが劣化すると雨漏りが発生するため、漆喰の異常は早めに修理すべき劣化症状です。
雨漏りの場合は防水シートだけでなく、下地の修繕が必要な場合があります。
大きな費用がかかってくるため、なるべく雨漏りは防ぎたいものです。
雨漏りは放置すると、瓦の漆喰だけでなく建物内部まで悪影響を及ぼしてしまいます。
雨漏りを発見したら、すぐに業者へ連絡して修理を依頼しましょう。
漆喰に異常が発生して棟の中に雨水が回り、防水シートの劣化に繋がります。
防水シートが劣化すると雨漏りが発生するため、漆喰の異常は早めに修理すべき劣化症状です。
雨漏りの場合は防水シートだけでなく、下地の修繕が必要な場合があります。
大きな費用がかかってくるため、なるべく雨漏りは防ぎたいものです。
雨漏りは放置すると、瓦の漆喰だけでなく建物内部まで悪影響を及ぼしてしまいます。
雨漏りを発見したら、すぐに業者へ連絡して修理を依頼しましょう。
台土の流出
漆喰が劣化することにより、台土の流出が起こります。
台土の流出は、強い雨風に打たれることが原因です。
台土は屋根のなかでも基礎にあたる箇所です。
流出したまま放置していると屋根全体の劣化に繋がります。
定期的に漆喰の塗りこみや補修を行っておけば、強い雨風が発生しても台土の流出は防げます。
台土の流出は、強い雨風に打たれることが原因です。
台土は屋根のなかでも基礎にあたる箇所です。
流出したまま放置していると屋根全体の劣化に繋がります。
定期的に漆喰の塗りこみや補修を行っておけば、強い雨風が発生しても台土の流出は防げます。
瓦の抜け落ち
瓦の抜け落ちは、瓦の接着力が弱まることで発生します。
瓦の抜け落ちが発生することで、瓦のズレが生じます。
棟の中に雨水が浸入し、さらに瓦がズレる原因になるため早期発見が重要です。
定期的に屋根の様子を確認しておかないと、瓦の抜け落ちは発見しにくいです。
たまにお家の屋根を遠くから眺めるなど、屋根の様子に異常がないかチェックしてみましょう。
瓦の抜け落ちが発生することで、瓦のズレが生じます。
棟の中に雨水が浸入し、さらに瓦がズレる原因になるため早期発見が重要です。
定期的に屋根の様子を確認しておかないと、瓦の抜け落ちは発見しにくいです。
たまにお家の屋根を遠くから眺めるなど、屋根の様子に異常がないかチェックしてみましょう。
漆喰の剥がれ
漆喰の剥がれは、剥がれる範囲によってメンテナンス時期が異なります。
たとえば、全ての漆喰が剥がれている場合はすぐに補修が必要な状態です。
一部剥がれている場合は、全体のバランスを考慮してメンテナンスを実施するかどうか判断します。
「漆喰が剥がれているけれど補修した方が良いのかわからない」といった方は、一度業者に確認してもらいましょう。
たとえば、全ての漆喰が剥がれている場合はすぐに補修が必要な状態です。
一部剥がれている場合は、全体のバランスを考慮してメンテナンスを実施するかどうか判断します。
「漆喰が剥がれているけれど補修した方が良いのかわからない」といった方は、一度業者に確認してもらいましょう。
漆喰のコケ
漆喰の苔は、葺き土への雨水の浸入が多いと発生します。
コケは緑色や黒色に変色します。
コケが生えたまま放置していると、住宅の外観が綺麗に見えません。
コケが発生しているということは、漆喰の劣化が疑われます。
そのため、コケを確認したらすぐに補修を行いましょう。
コケは緑色や黒色に変色します。
コケが生えたまま放置していると、住宅の外観が綺麗に見えません。
コケが発生しているということは、漆喰の劣化が疑われます。
そのため、コケを確認したらすぐに補修を行いましょう。
ひび割れ・欠け
漆喰の劣化が進むと、ひび割れや欠けが発生します。
雨水が葺き土に浸入することも、ひび割れや欠けが発生する原因です。
漆喰のひび割れや欠けを放置すると、室内に悪影響を与えることに繋がります。
放置は漆喰のひび割れや欠けの範囲が広がることにも繋がるため、発見次第すぐに業者へ相談しましょう。
雨水が葺き土に浸入することも、ひび割れや欠けが発生する原因です。
漆喰のひび割れや欠けを放置すると、室内に悪影響を与えることに繋がります。
放置は漆喰のひび割れや欠けの範囲が広がることにも繋がるため、発見次第すぐに業者へ相談しましょう。
瓦屋根で重要な漆喰の役割

・風雨から葺き土守る
・外観がきれいに見える
漆喰は、雨水の侵入を防ぐために瓦下に使用される葺き土を、雨風から守る役割を担っています。
漆喰が劣化していると、葺き土にもダメージを与えます。
雨漏りの原因にもなるため、漆喰の劣化は未然に防ぐ必要があるのです。
漆喰はデザイン性が優れており、住宅の外観をきれいに映します。
瓦屋根の漆喰補修に関するよくある疑問

・瓦屋根の漆喰の補修工事で火災保険は利用できる?
・瓦屋根の漆喰の補修工事はDIYでできる?
1つずつ順番に見ていきましょう。
瓦屋根の漆喰の補修工事で火災保険は利用できる?
瓦屋根の漆喰の補修工事では自然災害の被害に限り、火災保険が適用されます。
適用される自然災害の一例を見てみましょう。
・台風
・落雷
・積雪
地震による被害は地震保険に加入していないと適用されません。
瓦屋根の漆喰の補修工事で火災保険が利用できるかどうかは、工事を依頼する前に保険会社へ確認しておきましょう。
適用される自然災害の一例を見てみましょう。
・台風
・落雷
・積雪
地震による被害は地震保険に加入していないと適用されません。
瓦屋根の漆喰の補修工事で火災保険が利用できるかどうかは、工事を依頼する前に保険会社へ確認しておきましょう。
瓦屋根の漆喰の補修工事はDIYでできる?
瓦屋根の漆喰の補修工事を自分で行うのは控えてください。
なぜなら漆喰の補修工事は高所での作業になるからです。
落下リスクが高く事故が発生しやすい工事になるため、DIYでの補修はやめておきましょう。
漆喰の補修工事は複雑で難しいものです。
知識のない素人では中途半端な仕上がりとなってしまいます。
もし補修できたとしても適切な処置ができておらずすぐに劣化することも多いため、専門業者に依頼しましょう。
なぜなら漆喰の補修工事は高所での作業になるからです。
落下リスクが高く事故が発生しやすい工事になるため、DIYでの補修はやめておきましょう。
漆喰の補修工事は複雑で難しいものです。
知識のない素人では中途半端な仕上がりとなってしまいます。
もし補修できたとしても適切な処置ができておらずすぐに劣化することも多いため、専門業者に依頼しましょう。
瓦屋根の修理は信頼できる業者に依頼しよう

漆喰の劣化を放置したままにしていると、室内に悪影響を及ぼします。
雨漏りの発生に繋がるため、早期発見して適切な補修が必要になります。
とはいえ、漆喰の劣化状況を自分で確認するのは難しいです。
漆喰の状態について確認したい場合は、専門業者へメンテナンスを依頼しましょう。