この記事は以下のような人におすすめ！
●新築屋根に興味のある人
●屋根の葺き替えを検討している人
●瓦屋根の葺き替えを検討している人

工事情報

工事内容	屋根葺き替え工事、コーキング工事、外壁塗装工事
施工実施日	2024年3月～4月
施工地域	岡山県岡山市南区
築年数	築約30年
工期	約1ヵ月
保証年数	雨漏り10年保証
屋根材(施工前)	横葺き板金屋根　R形状
外壁材(施工前)	ジョリパット
屋根材(施工後)	立ハゼ葺き　R形状
外壁材(施工後)	アートフレッシュ　エスケー化研

工事前の状態

屋根形状はアーチを描いているR形状の屋根でした。

複数個所から雨漏りが発生していました。

R形状の屋根の1番高い棟の付近は勾配が緩くフラットな状態になります。
なので通常の場合は横葺きの屋根材は施工ができません。

現状ではフラットになる箇所は板金の平張りをしていましたが、重ねのシーリングが劣化していました。

横葺き屋根

横葺き屋根材は種類が豊富です。

当社でも幅広く取り扱いをしているのですが、2.5寸以下の屋根には施工不可になってしまいます。

理由としては横葺き屋根は屋根材自体を重ねて施工する為、段差ができてしまい雨水が流れにくい特徴があります。

勾配が2.5寸以上あればスムーズに雨水を流すことができます。

2.5寸以下になると重ね部分に雨水が毛細管現象によって溜まり、雨漏りの原因になってしまいます。

調査後のご提案

今の状態と今後の事をお客様にご説明し、2パターンご提案しました。

①雨漏り修繕工事→既存屋根は残し、棟付近の平葺き板金を交換する

②屋根葺き替え工事→既存屋根をすべて撤去し、新しくR形状に施工可能な立ハゼ葺きに葺き替える

雨漏り修繕は一時的には雨漏りを抑えることができても、既存屋根が横葺きの為、緩勾配では雨漏りが再び発生するモヤモヤが残ってしまいます。

屋根全体を立ハゼ葺きに葺き替えれば、雨漏りの心配が解消できます。

ご決断頂いたのは屋根の葺き替え工事でした。

横葺きから立葺きへ大変身！！
これで雨漏りの心配が無くなりモヤモヤ解消です！！


この度は当社に工事をご依頼頂きありがとうございました！
これから長いお付き合いをさせて頂くと思います！
末永くよろしくお願い致します！！

またお困りな事等ございましたらいつでもご相談ください！！

植田板金店　「屋根やさん」からのご提案　～屋根の軽量化と耐震性の向上～

屋根の軽量化は、耐震性を向上させるために重要な手段です。

以下に、屋根の軽量化が推奨されている理由とそのメリットを説明します。

１：耐震性の向上
屋根は建物の一番高い場所にあり、重い屋根は建物の重心を高くします。
地震が振り子のように大きく揺れるため、高い重心は建物の基礎や柱、壁などの構造体に大きな負担をかけます。
屋根が重いと倒壊のリスクが高まり、家を押しつぶす危険性もあります。

２：バランスの重要性
単に屋根を軽くするだけでなく、建物全体のバランスを考慮する必要があります。
地震時にどの部分にどの程度の負荷がかかるかを詳しく調査する「耐震診断」が重要です。

３：耐震化の方法
軽量化は耐震改修の一環です。他の方法と組み合わせて効果的に行います。
代表的な耐震化方法には、屋根の軽量化、壁の補強、基礎の補強、接合部の補強があります。

４：屋根材の種類と重さ
土葺き屋根や瓦屋根は重く、金属屋根（ガルバリウム鋼板）は軽いです。
金属屋根は約480kg程度で、土葺き屋根・瓦屋根の約10〜12分の1の重さです。

５：メリット
耐震性が向上し、倒壊のリスクが減ります。
建物の構造体への負担が減り、長持ちします。
屋根材の落下被害を防げます。
倒壊までの時間を延ばすことができます。

おすすめの軽量屋根材にはROOGA（ルーガ）の他にも「スーパーガルテクト」や「横暖ルーフ」などがあります。

ただし、建物の強度とバランスを考慮した上で軽量化を行うことが重要です。

屋根のリフォームの進め方

屋根のことは岡山市で施工実績No1の植田板金店の「屋根やさん」へ！