瓦が割れたときの補修方法は？放置するリスクや修理が必要なサインも紹介
「瓦が割れたときの補修方法は？」「瓦の割れを放置した場合、どうなるの？」
これから瓦の割れの補修を考えている人のなかには、このような疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
瓦の割れを放置したままにしておくと、雨漏りや瓦の崩れなど劣化状況が進行してしまいます。
そのため、瓦の割れを発見した場合にはすぐにメンテナンスを実施しましょう。
本記事では、瓦の割れの補修方法や放置するリスク、業者の選び方について紹介します。
瓦が割れた際の補修方法は、以下の3つです。
・瓦の差し替え
・パテを使用した接着
・テーピング
1つずつ詳しく解説していきます。
瓦が割れた際、同形状の瓦を入手することができれば差し替えが可能です。
差し替えの場合、施工自体の難易度も低く、短時間の補修工事で完了します。
費用に関しては、瓦の差し替え必要枚数によって変動します。
数枚の瓦の差し替えであれば費用を安く抑えられますが、数十枚、数百枚の瓦の差し替えが必要な場合は費用が高額になる可能性が高いです。
瓦が割れた際、同形状の瓦を入手することができれば差し替えが可能です。
差し替えの場合、施工自体の難易度も低く、短時間の補修工事で完了します。
費用に関しては、瓦の差し替え必要枚数によって変動します。
数枚の瓦の差し替えであれば費用を安く抑えられますが、数十枚、数百枚の瓦の差し替えが必要な場合は費用が高額になる可能性が高いです。
瓦が割れた際、パテを使用した接着も補修方法として行われます。
パテを使用した接着の施工では、割れた瓦を綺麗にし、ひび割れの部分にパテで接着剤を塗りこみます。
綺麗に接着できると割れを感じさせることなく、瓦を使用し続けることが可能です。
しかし、細かな割れや接着面の状態が悪い場合、接着剤が使用しづらくなっているため、他の補修方法の検討が必要です。
防水加工テープを使用したテーピングの接着も、瓦の割れの補修方法として使用されます。
パテの接着と同様に、防水加工テープの接着度を高めるために、瓦を綺麗にする必要があります。
綺麗に清掃ができていない場合、接着がうまくできません。
あくまで防水加工テープを使用したテーピングは、仮補修になります。
瓦の割れを完璧に補修したわけではないため、再び業者に依頼する必要があります。
瓦の補修作業は、高所の作業がメインです。
落下して事故に発展してしまう可能性が高い補修作業になるため、なるべく行わないようにしましょう。
瓦の割れを放置するのは、非常に危険です。
落下や雨漏りなどの発生リスクが高いため、すぐにメンテナンスを実施してもらうべきです。
瓦の割れを補修せずに放置するリスクについて、下記の順序で紹介します。
・雨漏りの発生
・瓦の落下やズレ
・屋根上の設備の落下
順番に深掘りしながら紹介していきます。
瓦の割れを放置しておくと、雨漏りの発生に繋がります。
瓦が割れてしまうと、雨水が建物室内に流れ込み、下地に直接流れ込んでしまうことが続くと、雨水を受けるルーフィングが劣化します。
ルーフィングが劣化することで、雨漏りが発生することから瓦の割れの放置は危険です。
また、ルーフィングの補修は高額費用になるケースが多いです。
補修工事の期間も長くなるため、早めに対策しておくことをおすすめします。
瓦の落下やズレは、非常に危険です。
特に瓦の落下は、建物室内にいても危険な状態が発生します。
台風や地震が起こった際に、瓦の落下やズレが起こることが多いです。
定期的なメンテナンスに加え、台風や地震などの自然災害を引き起こしたときには瓦の状態を業者に確認してもらいましょう。
屋根上にテレビアンテナや温水器、室外機などを設置している場合、瓦の割れを放置していると、落下する危険があります。
瓦の割れが発生することにより、屋根上に載っている設備の重量に耐えられません。
重量に耐えられなくなると、建物室内に設備が落下し、建物の損傷に繋がります。
屋根瓦に詳しくない業者の場合、設備を危険な状態で設置している可能性があります。
現状問題が起こっていなくても将来的に危険な状態に陥りかねないので、早めにメンテナンスしましょう。
瓦屋根の割れを補修すべきサインは、以下の通りです。
・割れた瓦が何十枚もある
・瓦がズレている、曲がっている
・屋根の下地が浸水している
・雨漏りしている
屋根の下地が浸水していたり、雨漏りを引き起こしたりしている場合は、瓦のズレが長期的に発生している状態です。
一般的に瓦屋根のメンテナンスは、5〜30年の間を推奨しています。
瓦屋根の耐久性は、使用している瓦の種類や屋根の形状、構造的な部分などさまざまな要素から決定されます。
屋根のメンテナンスを実施したことない場合は、5～30年の間もしくは30年以上、または瓦に異常が発生している場合にメンテナンスを行いましょう。
次回メンテナンスの目安も教えてもらうと、より安心です。
瓦の割れをDIYで補修することは、おすすめしません。
瓦の割れを補修する際、屋根上に登るため高所での作業が必要になります。
屋根には傾斜があるため、体制を崩してしまいやすいです。
体制を崩してしまったことで、屋根から落下して大怪我に発展しかねないため、DIYでの補修は非常に危険です。
また、DIYでは仕上がりが不十分になります。
仕上がりが不十分の場合、すぐにトラブルが発生して再び業者に依頼することが必要になるため、余計に費用がかかってしまいます。
さらに、DIYでは屋根に登ったときに屋根材を傷つけてしまい、新たな不具合を招いてしまうリスクも高いです。
安全面や仕上がりのクオリティ、費用面などから考えても、瓦の割れをDIYで補修することはおすすめしません。
瓦の割れの補修を依頼する業者の選び方は、以下の通りです。
・アフターフォローが充実しているか確認する
・訪問営業の業者は避ける
1つずつ順番に見ていきましょう。
業者を選ぶ際、アフターフォローが充実しているか確認しましょう。
屋根瓦の割れを修理した後、短い期間で再び雨漏りが発生したり、瓦が割れたりなどのトラブルが起こることも少なくありません。
アフターフォローがある業者であれば、すぐにトラブルが起こったとしても無償で修理可能です。
アフターフォローにも複数の種類があります。
たとえば、自社工事保証が付いている業者の場合、保証の内容や期間は業者ごとで異なります。
しっかりとした保証制度が付けられていないケースもあるため、しっかりと確認しておきましょう。
業者を選ぶ際、訪問営業の業者は避けましょう。
訪問営業の業者の場合、外観を確認しただけで「いますぐ修理が必要です」「このまま放置すると大変なことになりますよ」などと危機感を煽って話してくる場合があります。
そういった言葉に焦ってしまうと、不本意な契約を結ぶ原因にもなります。
もちろんすべての訪問営業が無理に契約を結ぼうとする業者ばかりではありません。
強い煽り文句をつかって強引な営業をしかけてくる訪問営業には要注意です。
瓦の割れを放置しておくと雨漏りの発生や瓦、設備の落下を引き起こします。
建物全体に関わる大規模な補修工事が必要になるため、早めに瓦の割れを発見する必要があります。
とはいえ瓦の割れは屋根に登らないと確認できず、事故に繋がる危険もあるため、自分で見極めるのは難しいものです。
瓦の割れは、業者による定期メンテナンスで確認されることが多いです。
住み始めてから1度も屋根のメンテナンスを行っていない場合は、業者にメンテナンスを依頼しましょう。
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