瓦屋根はメンテナンスが大切!瓦の特徴やチェック方法などを解説
戸建住宅を購入したみなさん、屋根のメンテナンスは定期的に行っていますか。
特に瓦屋根の住宅に住まれている方は定期的にメンテナンスが必要です。
瓦屋根は定期的にメンテナンスしないと、雨漏りや雨樋に瓦が落ちて詰まりの原因になります。
そこで本記事では瓦屋根の種類や特徴、メンテナンス方法を解説します。
特に瓦屋根の住宅に住まれている方は定期的にメンテナンスが必要です。
瓦屋根は定期的にメンテナンスしないと、雨漏りや雨樋に瓦が落ちて詰まりの原因になります。
そこで本記事では瓦屋根の種類や特徴、メンテナンス方法を解説します。
瓦屋根の種類と特徴
一般的に瓦屋根に使用されるのは3種類あります。
粘土瓦、セメント瓦、軟式コンクリート瓦(モニエル瓦)です。
それぞれの瓦の特徴を紹介します。
粘土瓦、セメント瓦、軟式コンクリート瓦(モニエル瓦)です。
それぞれの瓦の特徴を紹介します。
粘土瓦
粘土瓦の特徴は他の瓦に比べて導入コストが安いです。
戸建住宅の多くの方が、瓦屋根として取り入れています。
メンテナンスがほとんど必要ありません。
粘土瓦の耐用年数は40〜100年です。
しかし粘土瓦自体は他の瓦に比べて重く、割れたり劣化が起こったりすることがあります。
そのため定期的に交換が必要です。
戸建住宅の多くの方が、瓦屋根として取り入れています。
メンテナンスがほとんど必要ありません。
粘土瓦の耐用年数は40〜100年です。
しかし粘土瓦自体は他の瓦に比べて重く、割れたり劣化が起こったりすることがあります。
そのため定期的に交換が必要です。
セメント瓦
セメント瓦の特徴は素材の性質上、耐火性に優れていることです。
またセメント瓦は他の瓦に比べてデザインが豊富にあります。
セメント瓦の耐用年数は20〜40年です。
塗装が紫外線や雨風などの影響で劣化するため、定期的にメンテナンスが必要です。
またセメント瓦は他の瓦に比べてデザインが豊富にあります。
セメント瓦の耐用年数は20〜40年です。
塗装が紫外線や雨風などの影響で劣化するため、定期的にメンテナンスが必要です。
乾式コンクリート瓦(モニエル瓦)
軟式コンクリート瓦はセメントや水、骨材を混合します。
押し出し成形した後で、着色セメントスラリー塗装とクリアー塗装を施したものを指します。
耐用年数は20〜30年です。
軟式コンクリート瓦の特徴は、防水性や耐熱性が高いことです。
ただし他の瓦に比べて重量が重く耐震性に劣ります。
また特殊な方法で作られているため、メンテナンスに注意が必要です。
押し出し成形した後で、着色セメントスラリー塗装とクリアー塗装を施したものを指します。
耐用年数は20〜30年です。
軟式コンクリート瓦の特徴は、防水性や耐熱性が高いことです。
ただし他の瓦に比べて重量が重く耐震性に劣ります。
また特殊な方法で作られているため、メンテナンスに注意が必要です。
瓦屋根のメンテナンス方法
瓦屋根のメンテナンス方法を紹介します。
メンテナンス方法としては部分修理、葺き替え、葺き直しの3種類があります。
どのような方法なのか、メリット・デメリットを見てみましょう。
メンテナンス方法としては部分修理、葺き替え、葺き直しの3種類があります。
どのような方法なのか、メリット・デメリットを見てみましょう。
部分修理
部分修理は、不具合が発生している箇所およびその周辺を修理することです。
部分修理のメリットは、瓦の特徴を活かして部分的に修理できることです。
そのため修理範囲が限定的で費用も抑えられます。
しかし瓦屋根全体が劣化している場合は、雨漏り防止のシートや瓦屋根以外の部分でも不具合が発生していることがあります。
雨漏りが再発する場合もあるため、すぐに部分修理を行うことが重要です。
部分修理のメリットは、瓦の特徴を活かして部分的に修理できることです。
そのため修理範囲が限定的で費用も抑えられます。
しかし瓦屋根全体が劣化している場合は、雨漏り防止のシートや瓦屋根以外の部分でも不具合が発生していることがあります。
雨漏りが再発する場合もあるため、すぐに部分修理を行うことが重要です。
葺き替え
葺き替えとは瓦屋根全体を撤去し、新しい屋根材に交換することです。
葺き替えは、屋根材や下地を新しいものに交換できることがメリットです。
新しい屋根材によっては耐震・耐風・防水・耐久性が向上します。
しかし屋根全体を交換するため、部分修理と比べてメンテナンス費用が高く、工事期間が長くなりやすいです。
葺き替えは、屋根材や下地を新しいものに交換できることがメリットです。
新しい屋根材によっては耐震・耐風・防水・耐久性が向上します。
しかし屋根全体を交換するため、部分修理と比べてメンテナンス費用が高く、工事期間が長くなりやすいです。
葺き直し
葺き直しとは、メンテナンスが必要な場合は下地を新しくするものの、瓦は既存のものを活用して屋根を復旧するメンテナンス方法です。
既存の瓦を使用するため、葺き替えと比べて工事費用が少し安価となることが葺き直しのメリットです。
そのため既存瓦の処分費などが発生しにくいのがメリットといえます。
ただし一部の瓦が痛んでいる・破損している場合は新しいものに変える必要があるため、瓦の処分費や購入費が多少発生する場合もあります。
また瓦自体は古い瓦のままなので、新しい瓦と比較して機能性が劣ったり外観が古く見えたりすることが葺き直しのデメリットです。
既存の瓦を使用するため、葺き替えと比べて工事費用が少し安価となることが葺き直しのメリットです。
そのため既存瓦の処分費などが発生しにくいのがメリットといえます。
ただし一部の瓦が痛んでいる・破損している場合は新しいものに変える必要があるため、瓦の処分費や購入費が多少発生する場合もあります。
また瓦自体は古い瓦のままなので、新しい瓦と比較して機能性が劣ったり外観が古く見えたりすることが葺き直しのデメリットです。
瓦屋根の点検方法
大雨や強風などが発生した後には、瓦屋根がどういう状態かチェックしましょう。
瓦屋根の点検は、自分自身で点検する方法と業者に点検を依頼する方法の2つがあります。
屋根を点検する際に落下してケガを負う危険もあるため、業者に依頼することをおすすめします。
瓦屋根の点検は、自分自身で点検する方法と業者に点検を依頼する方法の2つがあります。
屋根を点検する際に落下してケガを負う危険もあるため、業者に依頼することをおすすめします。
自分自身で点検する
自分自身で点検する方法として大きく3つあげられます。
1つ目はハシゴに登ってチェックする方法です。
しかし登った際に屋根材を傷つけてしまうことや落下してしまう恐れがあるため、推奨していません。
2つ目は伸縮棒とスマホのカメラを用いてチェックする方法です。
屋根を登らずにチェックできる場合もありますが、誤って点検中に瓦をずらしてしまったり、不具合を見逃したりするリスクがあります。
3つ目は遠くから自宅の屋根を目視でみる方法です。
こちらも屋根の状態をしっかり確認できるわけではありません。
しっかり瓦の状態を確認するなら業者に点検を依頼するのがおすすめです。
1つ目はハシゴに登ってチェックする方法です。
しかし登った際に屋根材を傷つけてしまうことや落下してしまう恐れがあるため、推奨していません。
2つ目は伸縮棒とスマホのカメラを用いてチェックする方法です。
屋根を登らずにチェックできる場合もありますが、誤って点検中に瓦をずらしてしまったり、不具合を見逃したりするリスクがあります。
3つ目は遠くから自宅の屋根を目視でみる方法です。
こちらも屋根の状態をしっかり確認できるわけではありません。
しっかり瓦の状態を確認するなら業者に点検を依頼するのがおすすめです。
業者に点検を依頼する
業者に点検を依頼することで大きく2つのメリットがあります。
1つ目は、業者にお任せすることで自分がケガを負ったり屋根材を傷つけてしまったりするリスクを回避できます。
2つ目は、業者に点検してもらうことで、不具合を見逃さず適切な修理方法を提案してもらえることです。
自分の身を守るためにも、瓦屋根を適切な状態に保つためにも、業者に点検を依頼しましょう。
1つ目は、業者にお任せすることで自分がケガを負ったり屋根材を傷つけてしまったりするリスクを回避できます。
2つ目は、業者に点検してもらうことで、不具合を見逃さず適切な修理方法を提案してもらえることです。
自分の身を守るためにも、瓦屋根を適切な状態に保つためにも、業者に点検を依頼しましょう。
瓦屋根のメンテナンスを考えるべき劣化症状
瓦屋根のメンテナンスで考えるべき劣化症状について解説します。
次のような症状や状況が発生した場合、瓦屋根のメンテナンスを実施することを推奨します。
次のような症状や状況が発生した場合、瓦屋根のメンテナンスを実施することを推奨します。
瓦のズレ
地震や台風などの自然災害の後は、瓦がズレていないか確認する必要があります。
瓦の構造が1箇所でもズレると全体のバランスが崩れてしまいやすく、放っておくと部分修理で対応できないほど悪化する場合があります。
葺き替えが必要になり、費用も高額になりかねません。
早めに業者へ点検を依頼して対処してもらうことで、修理費用を抑えることができます。
瓦の構造が1箇所でもズレると全体のバランスが崩れてしまいやすく、放っておくと部分修理で対応できないほど悪化する場合があります。
葺き替えが必要になり、費用も高額になりかねません。
早めに業者へ点検を依頼して対処してもらうことで、修理費用を抑えることができます。
瓦のひび割れ
自然災害が原因で瓦がひび割れることがあります。
台風や強風で飛んできたものがぶつかったり、地震で瓦同士がぶつかったりしてひび割れが発生します。
放置すると割れた破片が落ちてきたり、雨樋に落ちて詰まりの原因になったりしかねません。
自然災害の被害を受けた後は業者に点検を依頼することが重要です。
台風や強風で飛んできたものがぶつかったり、地震で瓦同士がぶつかったりしてひび割れが発生します。
放置すると割れた破片が落ちてきたり、雨樋に落ちて詰まりの原因になったりしかねません。
自然災害の被害を受けた後は業者に点検を依頼することが重要です。
漆喰の剥がれ
年月の経過とともに漆喰(しっくい)や葺き土自体が劣化することがあります。
地震の際は屋根から石のようなものが落ちてくることがあり、これは剥がれた漆喰の塊の可能性があります。
放置してしまうと雨漏りにつながることもあるため、定期的に点検することが大切です。
地震の際は屋根から石のようなものが落ちてくることがあり、これは剥がれた漆喰の塊の可能性があります。
放置してしまうと雨漏りにつながることもあるため、定期的に点検することが大切です。
業者に瓦屋根のメンテナンスを依頼する際の注意点
瓦屋根のメンテナンスを業者に依頼する際の注意点を紹介します。
瓦屋根の修理の見積もりも含めて、信頼できる業者に依頼することが大切です。
瓦屋根の修理の見積もりも含めて、信頼できる業者に依頼することが大切です。
劣化箇所の写真をもとに説明してくれるか
瓦屋根は普段あまり目にしないため、瓦屋根で発生している症状や原因を口頭のみで説明されると、後々トラブルになる可能性もあります。
瓦屋根のメンテナンスを業者に依頼するポイントとして、写真をもとに屋根の劣化箇所を説明してくれるか確認しましょう。
特に不具合が発生している箇所について、実際に屋根に登り写真をとって説明してくれる業者だと安心感があります。
瓦屋根のメンテナンスを業者に依頼するポイントとして、写真をもとに屋根の劣化箇所を説明してくれるか確認しましょう。
特に不具合が発生している箇所について、実際に屋根に登り写真をとって説明してくれる業者だと安心感があります。
見積書が詳細に記載されているか
瓦屋根のメンテナンスや修理に関して見積もりを提示された際、内容が詳細であるか確認しましょう。
特に「一式」とだけ書かれた見積書の場合、実際にどのような工程が発生するのか、どのような資材を使用するのかわからないことがあります。
後から追加で費用が発生し、高額になってしまうことがあります。
特に「一式」とだけ書かれた見積書の場合、実際にどのような工程が発生するのか、どのような資材を使用するのかわからないことがあります。
後から追加で費用が発生し、高額になってしまうことがあります。
瓦屋根のメンテナンスに必要な金額はいくらか業者に相談してみよう
本記事では瓦屋根に使われる3種類の素材の特徴、メンテナンスや点検の方法、瓦の劣化症状などを解説しました。
「おかしいな?」と思ったところがあれば、すぐに業者へ相談しましょう。
症状が軽微であれば、迅速かつ安価に修理できる可能性が高いです。
しかし不具合を放置すると症状が悪化してしまい、修理費用が高く工期も長くなってしまいかねません。
瓦屋根に問題を抱えている方は業者へ相談するのがおすすめです。
■関連記事
瓦屋根のメンテナンス費用の内訳は?修理が必要なタイミングも解説
「おかしいな?」と思ったところがあれば、すぐに業者へ相談しましょう。
症状が軽微であれば、迅速かつ安価に修理できる可能性が高いです。
しかし不具合を放置すると症状が悪化してしまい、修理費用が高く工期も長くなってしまいかねません。
瓦屋根に問題を抱えている方は業者へ相談するのがおすすめです。
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