棟板金の浮き修理にかかる費用はどれくらい?内訳や安くする方法を紹介
屋根の頂部に設置する屋根材である棟板金の浮きを放置しておくと、雨水が入り込んで腐食や錆びが起こったり、屋根材が飛散したりする恐れがあって危険です。
しかし修理はしたいけれど、費用がどれくらいかかるのか不安に思っている方もいるかもしれません。
本記事では、棟板金の浮きを修理する工事に必要な費用の内訳や金額を安く抑える方法などを解説します。
自宅屋根の棟板金に浮きがあって修理を考えている方は、ぜひ最後までご一読ください。
しかし修理はしたいけれど、費用がどれくらいかかるのか不安に思っている方もいるかもしれません。
本記事では、棟板金の浮きを修理する工事に必要な費用の内訳や金額を安く抑える方法などを解説します。
自宅屋根の棟板金に浮きがあって修理を考えている方は、ぜひ最後までご一読ください。
棟板金に浮きを修理する工事と必要な費用の要素
自宅の屋根で棟板金に浮きが発生した場合、修理するためにはどのような工事と費用が必要になるかを解説します。
棟板金の修理工事で必要な費用は、大きく以下の2種類です。
・棟板金の交換費用
・足場設置工事の費用
それぞれ、どのような作業にかかる費用なのか詳しくみていきましょう。
棟板金の修理工事で必要な費用は、大きく以下の2種類です。
・棟板金の交換費用
・足場設置工事の費用
それぞれ、どのような作業にかかる費用なのか詳しくみていきましょう。
棟板金の交換費用の要素
古い棟板金を撤去して、新しい棟板金へ取り替える工事にかかる費用です。
棟板金の修理工事は通常1~2日ほどで終わります。
棟板金修理にかかる費用の細かな内訳は、次の通りです。
・棟板金の交換工事費用
・古い板金の処分費用
・釘打ち、コーキングの費用
・新しく施工する部材の購入費用
この他にも、足場の設置代や(遠方の現場の場合は)交通費、その他の細かい諸経費が発生します。
また劣化度合いによっては、棟板金のみの交換で済むケースだけでなく、棟板金を固定している貫板まで交換が必要な場合があり、施工内容に応じて費用が変わってきます。
棟板金の修理工事は通常1~2日ほどで終わります。
棟板金修理にかかる費用の細かな内訳は、次の通りです。
・棟板金の交換工事費用
・古い板金の処分費用
・釘打ち、コーキングの費用
・新しく施工する部材の購入費用
この他にも、足場の設置代や(遠方の現場の場合は)交通費、その他の細かい諸経費が発生します。
また劣化度合いによっては、棟板金のみの交換で済むケースだけでなく、棟板金を固定している貫板まで交換が必要な場合があり、施工内容に応じて費用が変わってきます。
足場設置工事の費用要素
屋根工事を行う際に、作業員が使用する足場を設置するための費用です。
棟板金の浮きを修理するためには屋根の上に登って作業する必要があるため、原則として工事用に足場を設置しなければなりません。
労働安全衛生法でも足場の設置が求められており、棟板金の浮き修理工事を実施する際は、足場も必要と考えておきましょう。
・隣の家との間にスペースがない
・近くに車が停められず資材が手運びになる
・屋根が急勾配になっている
このように住宅の立地に問題がある場合や屋根の形状が特殊なケースでは、追加費用がかかる可能性があります。
棟板金の浮きを修理するためには屋根の上に登って作業する必要があるため、原則として工事用に足場を設置しなければなりません。
労働安全衛生法でも足場の設置が求められており、棟板金の浮き修理工事を実施する際は、足場も必要と考えておきましょう。
・隣の家との間にスペースがない
・近くに車が停められず資材が手運びになる
・屋根が急勾配になっている
このように住宅の立地に問題がある場合や屋根の形状が特殊なケースでは、追加費用がかかる可能性があります。
棟板金の浮き修理工事の費用を安く済ませるポイント
棟板金の浮きを修理する工事の費用では、以下の2つのポイントを押さえておくと、費用を安く済ませられる場合があります。
・火災保険が適用できるケースがある
・相見積もりをとる
それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。
・火災保険が適用できるケースがある
・相見積もりをとる
それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。
火災保険が適用できるケースがある
棟板金が台風などの風災によって破損した場合には、火災保険を適用できるケースが存在します。
場合によっては、工事費用全額が保険で賄えるケースもあるため、棟板金の修理をする際には、費用を安く抑えるために火災保険が利用できないか検討してみると良いでしょう。
ただ、補償を受けられるのは災害が原因の場合のみで、経年劣化や人的損害による修理は火災保険の対象になりません。
保険金の申請期限は損害発生から3年以内のため、時効で権利が消滅する前に請求する必要があります。
逆に期限内であれば、すでに修理済みの場合でも保険金の請求が可能です。
場合によっては、工事費用全額が保険で賄えるケースもあるため、棟板金の修理をする際には、費用を安く抑えるために火災保険が利用できないか検討してみると良いでしょう。
ただ、補償を受けられるのは災害が原因の場合のみで、経年劣化や人的損害による修理は火災保険の対象になりません。
保険金の申請期限は損害発生から3年以内のため、時効で権利が消滅する前に請求する必要があります。
逆に期限内であれば、すでに修理済みの場合でも保険金の請求が可能です。
相見積もりをとる
業者を選ぶ際は、1社だけでなく複数の会社に依頼を行い、相見積もりをとるようにしましょう。
最初に依頼した会社の金額が必ずしも適正とは限りません。
費用の内訳や使用部材の単価など、細かな見積もりを出してくれたり不明点について親切に教えてくれたりする業者がおすすめです。
ただ、あまり多くの業者から相見積もりをとり過ぎると時間と手間がかかってしまい、結局どの会社に依頼すれば良いのかわからなくなってしまうケースもあります。
あらかじめホームページなどで、良さそうな業者を調べておき、信頼できそうだと感じた2~3社を選んで見積もりを依頼すると良いでしょう。
最初に依頼した会社の金額が必ずしも適正とは限りません。
費用の内訳や使用部材の単価など、細かな見積もりを出してくれたり不明点について親切に教えてくれたりする業者がおすすめです。
ただ、あまり多くの業者から相見積もりをとり過ぎると時間と手間がかかってしまい、結局どの会社に依頼すれば良いのかわからなくなってしまうケースもあります。
あらかじめホームページなどで、良さそうな業者を調べておき、信頼できそうだと感じた2~3社を選んで見積もりを依頼すると良いでしょう。
棟板金の「浮き」とはどのような状態か
そもそも棟板金の「浮き」とは、どのような状態かを解説します。
棟板金(むねばんきん)は、屋根の頂上の一番高い場所に取り付けるL字型をした屋根材です。
スレート屋根、金属屋根、アスファルトシングルなどの屋根で使われ、雨水の浸入を防いだり、強風で頂部付近の屋根材が飛散するのを防止したりといった役割をもっています。
棟板金は貫板と呼ばれる木材の下地に取り付けられているのですが、7~10年ほど年数が経過すると、釘が次第に抜けてきて浮き上がってしまう場合があるのです。
棟板金が屋根の頂部から浮きあがってしまった状態を棟板金の「浮き」と呼びます。
棟板金(むねばんきん)は、屋根の頂上の一番高い場所に取り付けるL字型をした屋根材です。
スレート屋根、金属屋根、アスファルトシングルなどの屋根で使われ、雨水の浸入を防いだり、強風で頂部付近の屋根材が飛散するのを防止したりといった役割をもっています。
棟板金は貫板と呼ばれる木材の下地に取り付けられているのですが、7~10年ほど年数が経過すると、釘が次第に抜けてきて浮き上がってしまう場合があるのです。
棟板金が屋根の頂部から浮きあがってしまった状態を棟板金の「浮き」と呼びます。
棟板金に浮きが起きる原因
棟板金に浮きが起きるのには、いくつかの原因があります。
1つ目の原因がスプリングバックです。
スプリングバックとは、棟板金が外に開こうとする力で、徐々に釘が抜けていく原因になります。
2つ目の原因は、気温の変化による熱膨張です。
日中と夜間に起きる気温の上昇・下降により、板金の金属が熱膨張を起こして膨張・収縮を繰り返し、少しずつ釘を緩ませていきます。
3つ目の原因は、下地の劣化です。
棟板金を取り付けてある内部の貫板には木材が使われており、時間経過とともに劣化して釘を保持する力が弱まってしまいます。
1つ目の原因がスプリングバックです。
スプリングバックとは、棟板金が外に開こうとする力で、徐々に釘が抜けていく原因になります。
2つ目の原因は、気温の変化による熱膨張です。
日中と夜間に起きる気温の上昇・下降により、板金の金属が熱膨張を起こして膨張・収縮を繰り返し、少しずつ釘を緩ませていきます。
3つ目の原因は、下地の劣化です。
棟板金を取り付けてある内部の貫板には木材が使われており、時間経過とともに劣化して釘を保持する力が弱まってしまいます。
棟板金に浮きがあると発生する不具合
棟板金に浮きがあると、雨水が浸入する原因になったり、木の腐食や板金の錆びが発生したり、頂部にある部材が強風などで飛ばされたりする恐れがあります。
飛ばされた部材は、周囲の住宅を破損させたり、通行人に当たってケガをさせたりする可能性があるため大変危険です。
棟板金の基礎になる貫板部分は、木材でできているため腐りやすく、浮きによって雨水が入ってくると腐食が起きてしまいます。
現在はガルバリウム鋼板が多くなっているものの、古い住宅だと錆びやすいトタンも使っているため、板金そのものに錆びが発生する恐れもあるでしょう。
棟板金は、住宅の屋根のなかでも劣化が起こりやすく、特に注意が必要な箇所といえます。
飛ばされた部材は、周囲の住宅を破損させたり、通行人に当たってケガをさせたりする可能性があるため大変危険です。
棟板金の基礎になる貫板部分は、木材でできているため腐りやすく、浮きによって雨水が入ってくると腐食が起きてしまいます。
現在はガルバリウム鋼板が多くなっているものの、古い住宅だと錆びやすいトタンも使っているため、板金そのものに錆びが発生する恐れもあるでしょう。
棟板金は、住宅の屋根のなかでも劣化が起こりやすく、特に注意が必要な箇所といえます。
棟板金の浮き修理工事の流れ
棟板金の浮きを修理する工事の流れについて解説します。
・古い屋根材の撤去:はじめに古い棟板金と下地の貫板を撤去する。
・簡易補修:部材を撤去したために雨漏りなどが起こりそうなら、工事前に簡易補修を実施する。
・コーキング:古い屋根材の撤去後、もう使わない以前の釘穴などをコーキング材で塞ぐ。
・新しい棟板金の設置:新しい貫板と棟板金を設置し、釘やビスを使って棟板金を貫板に据え付ける。
棟板金の浮き修理工事の一般的な流れは、上記のとおりです。
・古い屋根材の撤去:はじめに古い棟板金と下地の貫板を撤去する。
・簡易補修:部材を撤去したために雨漏りなどが起こりそうなら、工事前に簡易補修を実施する。
・コーキング:古い屋根材の撤去後、もう使わない以前の釘穴などをコーキング材で塞ぐ。
・新しい棟板金の設置:新しい貫板と棟板金を設置し、釘やビスを使って棟板金を貫板に据え付ける。
棟板金の浮き修理工事の一般的な流れは、上記のとおりです。
棟板金の浮き修理工事の費用に関する注意点
棟板金の浮き修理工事を行う際には、以下の2点に注意してください。
場合によっては、高額な費用がかかったり、ケガなどのトラブルが起きたりする恐れがあります。
・強い不安感を煽る訪問業者に要注意
・DIYでの修理は避けるべき
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。
場合によっては、高額な費用がかかったり、ケガなどのトラブルが起きたりする恐れがあります。
・強い不安感を煽る訪問業者に要注意
・DIYでの修理は避けるべき
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。
強い不安感を煽る訪問業者に要注意
屋根の工事に関しては、突然訪ねてきた業者に、自宅の棟板金が浮いているといわれるケースがあります。
しかし、そういった強い不安感を煽る訪問業者には注意が必要です。
いわれるまま工事を頼んでしまうと、高額な修理費用を請求してくる恐れがあります。
依頼していない業者が訪ねてきても、屋根には上がらせないようにしましょう。
また、いきなりやってきた業者とは、当日、契約しないようにしてください。
棟板金が劣化してきたと感じたら、自分で業者を呼ぶのが望ましいです。
ホームページなどで信頼できる業者かどうかを調べてから連絡してください。
しかし、そういった強い不安感を煽る訪問業者には注意が必要です。
いわれるまま工事を頼んでしまうと、高額な修理費用を請求してくる恐れがあります。
依頼していない業者が訪ねてきても、屋根には上がらせないようにしましょう。
また、いきなりやってきた業者とは、当日、契約しないようにしてください。
棟板金が劣化してきたと感じたら、自分で業者を呼ぶのが望ましいです。
ホームページなどで信頼できる業者かどうかを調べてから連絡してください。
DIYでの修理は避けるべき
棟板金の浮きを修理する際、DIYでの作業は絶対に避けてください。
なかには費用を安く済ませるために、棟板金の浮きをDIYで修理しようと考えている人もいるかもしれません。
しかし、屋根の工事は慣れていない人が行うと、転落など命に関わる重大な事故に結びつく危険があります。
知識のない状態で作業を行うと、逆に屋根を損傷させてしまう恐れもあり、結果として、余計に修理費用がかかるかもしれません。
棟板金の浮きを修理する際は、DIYではなく専門業者に依頼しましょう。
なかには費用を安く済ませるために、棟板金の浮きをDIYで修理しようと考えている人もいるかもしれません。
しかし、屋根の工事は慣れていない人が行うと、転落など命に関わる重大な事故に結びつく危険があります。
知識のない状態で作業を行うと、逆に屋根を損傷させてしまう恐れもあり、結果として、余計に修理費用がかかるかもしれません。
棟板金の浮きを修理する際は、DIYではなく専門業者に依頼しましょう。
棟板金の浮き修理費用は安く済ませられるケースも!専門業者に相談してみましょう
棟板金は住宅の屋根の頂部にあり、劣化が起こりやすい場所で、問題が起きた場合は早めに修理しなければなりません。
特に浮きが発生すると、雨水の浸入や腐食、錆び、屋根材の飛散など、さまざまな不具合を引き起こすため放置するのは危険です。
棟板金の浮き修理工事では、火災保険を適用できて費用を安く済ませられるケースも存在します。
自宅屋根の棟板金で浮きや劣化が気になる方は、専門業者に相談してみてください。
▼関連リンク
屋根の板金板に浮きが発生する原因は?指摘された場合の対処方法も解説
特に浮きが発生すると、雨水の浸入や腐食、錆び、屋根材の飛散など、さまざまな不具合を引き起こすため放置するのは危険です。
棟板金の浮き修理工事では、火災保険を適用できて費用を安く済ませられるケースも存在します。
自宅屋根の棟板金で浮きや劣化が気になる方は、専門業者に相談してみてください。
▼関連リンク
屋根の板金板に浮きが発生する原因は?指摘された場合の対処方法も解説