瓦屋根からガルバリウムへの葺き替え工事費用を抑えるコツを徹底解説！
「屋根の葺き替えにかかる費用を少しでも抑えたい」
「屋根材を瓦からガルバリウムに変更すると何が変わる？」
屋根の葺き替え費用を抑えるためには、以下の2つの方法があります。
・補助金を利用する
・複数の業者から相見積もりしてもらう
本記事では、これらの内容について詳しく解説していきます。
あわせて、屋根材を瓦からガルバリウムに葺き替えるメリットとデメリットについてもご紹介します。
本記事を読むことで、瓦からガルバリウムへの葺き替え工事をお得に施工できるでしょう。
瓦からガルバリウムへの葺き替え工事を考えている方は、ぜひ最後まで読んでください。
瓦からガルバリウムへの葺き替え費用を抑えるコツは以下の2つです。
・補助金を利用する
・相見積もりで施工費用を比較する
それぞれ詳しく解説していきます。
屋根材を瓦からガルバリウムに変更する際、「耐震リフォーム補助金制度」を利用できるケースがあります。
「耐震リフォーム補助金制度」とは、家の基礎の補強や屋根を軽量化する工事に対して、国や自治体から補助金が支援される制度のことです。
建物は軽量化により地震や台風、突風などに強くなります。
ガルバリウムは非常に軽量な金属であるため、瓦から葺き替えることで地震に強い住宅になります。
耐震リフォーム補助金制度の対象になる可能性が高く、条件を満たすと葺き替え工事の費用負担を軽減できるのです。
耐震リフォーム補助金制度を利用するための条件は、以下のとおりです。
・自身が住んでいる住宅であること
・住宅が旧耐震基準で建てられていること
築年数が古い住宅は旧耐震基準で建築されていることが多いため、補助金の対象である可能性が高いでしょう。
具体的には「1981年に建築基準法の耐震基準が改定される前に建てられた家」は旧耐震基準に該当します。
補助金を利用したい方は、ご自宅が旧耐震基準に該当するか事前にチェックしておきましょう。
補助金は地域によって、内容が異なります。
お住まいの地域の補助金を受け取る条件や金額、申請方法などを事前に確認しておくことをおすすめします。
同じ内容の工事でも、施工する業者によって費用が異なることを理解しておきましょう。
屋根の葺き替え工事を検討する際は、複数の業者から相見積もりを取ることで費用を抑えられます。
ただし極端に安い金額を提案された場合は、注意が必要です。
なぜなら、低価格をエサに契約を取ろうとする悪徳業者の可能性があるからです。
悪徳業者に施工を依頼すると、施工の質が悪かったり契約後に高額な追加料金を請求されたりといったトラブルに発展しかねません。
複数の業者から相見積もりを取ることで、費用相場が把握できます。
適正な費用相場を理解することで、悪徳業者を見極めやすくなるでしょう。
屋根の面積は、家全体の中でも大きな割合を占めています。
選定する屋根材によって、家の外観や寿命、過ごしやすさなどが大きく変わります。
屋根を瓦からガルバリウムに葺き替えるメリットは以下の3つです。
・地震や台風に強くなる
・施工できる業者が多くいる
・おしゃれな印象になる
それぞれ詳しく解説していきます。
ガルバリウムは金属製の屋根材で、トタンのような従来の金属製屋根材と比較するとサビにくいという特徴があります。
ガルバリウムの重量は非常に軽量で、瓦の1/8～1/10程度の重さしかありません。
そのため瓦よりも建物への負担が少なく、地震や台風によるダメージを受けにくいです。
天災により屋根材が落下すると人的被害に発展する恐れがありますが、瓦からガルバリウムに葺き替えることで安全を確保できるでしょう。
ガルバリウムの屋根を取り扱っている業者は多数存在します。
一方で瓦屋根の施工ができる業者の数は少ないため、施工が必要になったときにすぐ業者を見つけにくいです。
施工できる業者が多ければ、災害時に突発的な工事が必要になった際にも業者を見つけやすいというメリットもあります。
ガルバリウムは見た目がシンプルで、スタイリッシュな印象を与えられます。
和風と洋風、どちらの住宅とも相性がいいため、ほとんどの住宅はガルバリムに葺き替えても違和感があることはないでしょう。
色のバリエーションも豊富なため、外壁にあわせた色を選択できるというメリットもあります。
ただし瓦のような重厚感はないため、ご自身の好みに合わせて屋根材を選定しましょう。
屋根を瓦からガルバリウムに葺き替えるデメリットは以下の3つです。
・断熱性と遮音性が低くなる
・定期的にメンテナンスをする必要がある
・アルカリ性に弱くなる
それぞれ解説していきます。
ガルバリウムは金属素材のため、音が反響しやすく熱を伝えやすいという性質があります。
そのため瓦からガルバリウムに葺き替えると遮音性と断熱性が悪くなり、快適さが損なわれてしまうかもしれません。
対策として「断熱加工」や「防音加工」がしてある屋根材を選定しましょう。
屋根材の下や屋根裏に、断熱材を施工することも効果的です。
ただし加工していないものに比べて、高価になることを理解しておきましょう。
ガルバリウムはメンテナンスフリーではありません。
「飛来物による屋根材の損傷」や「経年劣化による塗装剥がれ」の懸念があります。
定期的に点検を実施し、必要に応じてメンテナンスを実施しましょう。
【ガルバリウムのメンテナンス例】
・損傷箇所の補修
・塗装の塗り直し
ガルバリウムは、一般的に10〜15年に1回のメンテナンスが必要とされています。
メンテナンスを怠ってしまうと、景観が悪くなるだけでなく機能性も損なわれます。
サビが発生すると、家の構造そのものに深刻な被害が及ぶかもしれません。
とくに沿岸地域のようなサビが発生しやすい立地では注意すべきです。
ガルバリウムは「耐久力が高い」という特徴がありますが、「アルカリ性との相性は良くない」というデメリットがあることも理解しておきましょう。
ガルバリウムは枯れ葉や木くずなどが長期間付着すると変色、変質してしまう恐れがあります。
その原因は、木材に含まれる「木酢液」という酢酸です。
ご自宅の周辺に背の高い木がある場合、こまめな手入れが必要になります。
瓦からガルバリウムへの葺き替え費用を把握して施工依頼しよう
屋根の葺き替え工事は、以下の方法を活用すると費用を抑えられます。
・お住まいの地域の補助金を利用する
・複数の業者による相見積もりで費用を比較する
相見積もりにより、適正な相場を把握することで悪徳業者を見極めやすくなるでしょう。
瓦からガルバリウムに葺き替え工事をする際は、メリットとデメリットを事前に正しく理解しておきましょう。
ガルバリウムは瓦よりも軽量なため地震に強いというメリットがある反面、メンテナンスを怠るとサビにより屋根材や家の構造自体が劣化してしまいます。
本記事の内容を理解したうえで、屋根の葺き替え工事を業者に依頼してみましょう。
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