トタン屋根の修理方法と直すべきタイミング・応急処置の方法を解説
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/トタン屋根11-1.jpg)
「どの修理方法がおすすめなのか知りたい」
トタン屋根は垂木(たるき)と呼ばれる木の柱の上にトタン(亜鉛メッキ鋼板)を被せたもので、瓦棒屋根とも呼ばれます。
トタン屋根は安価で軽量なのが特徴ですが、さびやすく耐用年数が短いのがデメリットです。
本記事では、トタン屋根の修理方法について以下の点を中心に解説します。
・トタン屋根を修理すべきタイミング
・症状別のトタン屋根の修理方法
・雨漏りしたトタン屋根の応急処置の方法
トタン屋根の修理費用を抑える方法についても解説していますので、ぜひ最後までご一読ください。
トタンの特徴と種類
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/トタン屋根2.jpg)
・瓦棒:等間隔で突起が設けられ、突起内は芯木が据えられている
・立平:芯木は使わず、トタンを折り曲げて突起を設けている
・波板:トタンを波状に加工している
・折板:台形が連なっているような凹凸に加工されている
瓦棒の芯木は棒状の木材で、屋根材同士の継ぎ目をなくし水はけをよくするために設けられるものです。
瓦棒以外の形状では芯木が用いられませんが、屋根材自体を突起加工したり重ねしろを設けたりして雨水の浸透を防いでいます。
※重ねしろ:屋根材同士が重なる部分
トタン屋根の修理方法
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/トタン屋根8.jpg)
・部分修理
・重ね張り(カバー工法)
・葺き替え
部分修理では、主に錆びや穴あきのある部分の研磨や張り替えを行います。
劣化が軽度であれば、錆びの除去と塗装だけで対応が可能です。
錆びや穴あきがある場合、劣化箇所だけ新しい屋根材に交換します。
カバー工法とも呼ばれる重ね張りは、既存の屋根に新たな屋根を被せて設置する方法です。
一般的にこの工法では屋根の汚れを除去してから防水シートを張り、軽量の屋根材を釘やビスで取り付けていきます。
葺き替えは既存の屋根を撤去し、下地材から新しく設置し直す作業です。
基本的に防水シートや野地板から一新しますが、劣化が激しい場合は垂木の交換から必要になることがあります。
大掛かりな作業となりますが、屋根の寿命を大きく伸ばせる点がメリットです。
【症状別】トタン屋根の修理方法
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/トタン屋根1-1-1.jpg)
主な修理方法は、下記のとおりです。
・屋根塗装
・部分補修
・カバー工法
・葺き替え
それぞれの修理方法について症状別に解説します。
色褪していたり塗装がはがれたりしている場合は屋根塗装
トタン屋根の塗装が色あせていたりはがれたりしている場合は塗料を塗ってカバーします。
穴やサビがあまり広まっていない場合は塗装だけでも対処できます。
定期的にトタン屋根を塗装しておけば撥水効果が高まり、サビの発生を抑制できるのはメリットです。
穴やサビがあまり広まっていない場合は塗装だけでも対処できます。
定期的にトタン屋根を塗装しておけば撥水効果が高まり、サビの発生を抑制できるのはメリットです。
一部さびていたり穴があいたりしている場合は部分補修
さびていたり穴があいたりしている箇所が限定的である場合は部分補修がおすすめです。
立地や気候にもよりますが、築10年以上のトタン屋根は徐々に塗膜の剥離が始まります。
劣化箇所からさびやすくなり、さびは穴あきにつながるものです。
さびている箇所はサビを取り除いてからサビ止め剤を塗り、そのうえから塗料を塗ると効果が長続きします。
ただしトタン屋根は耐用年数が短く、部分補修をしても再度修理が必要になるので屋根全体を修理することも検討してみてください。
立地や気候にもよりますが、築10年以上のトタン屋根は徐々に塗膜の剥離が始まります。
劣化箇所からさびやすくなり、さびは穴あきにつながるものです。
さびている箇所はサビを取り除いてからサビ止め剤を塗り、そのうえから塗料を塗ると効果が長続きします。
ただしトタン屋根は耐用年数が短く、部分補修をしても再度修理が必要になるので屋根全体を修理することも検討してみてください。
屋根全体が劣化している場合はカバー工法
さびていたり大きな穴があいたりしている箇所が全体に広がっている場合は、既存の屋根の上に新しい屋根を被せるカバー工法が使われます。
カバー工法が適用できるのは、傷んでいるのが屋根材のみで下地材には劣化が見られない場合です。
今ある屋根をそのまま使うため、費用と工期を効率的に抑えたい場合におすすめできます。
屋根を重ね合わせるカバー工法のメリットは、断熱性や遮音性も高められる点です。
しかし屋根の下地部分まで劣化している場合は、一度屋根を撤去して内部を修繕する必要があります。
カバー工法が適用できるのは、傷んでいるのが屋根材のみで下地材には劣化が見られない場合です。
今ある屋根をそのまま使うため、費用と工期を効率的に抑えたい場合におすすめできます。
屋根を重ね合わせるカバー工法のメリットは、断熱性や遮音性も高められる点です。
しかし屋根の下地部分まで劣化している場合は、一度屋根を撤去して内部を修繕する必要があります。
屋根の劣化が激しい場合は葺き替え
トタン屋根が全体的に劣化していて下地材の腐敗も進行している場合、葺き替え工事を実施します。
さびていたり穴があいたりしていると内部まで浸水していることが多く、屋根内部の垂木や防水シートも劣化している可能性が高いです。
屋根材としての強度が著しく低下するとその役割を保てなくなり、修理方法は葺き替え工事の一択となります。
トタン屋根を葺き替えるのであれば、強度の高い他の屋根材に切り替えるのがおすすめです。
しかし既存の屋根を撤去するため処分費がかかり工期が長くなります。
さびていたり穴があいたりしていると内部まで浸水していることが多く、屋根内部の垂木や防水シートも劣化している可能性が高いです。
屋根材としての強度が著しく低下するとその役割を保てなくなり、修理方法は葺き替え工事の一択となります。
トタン屋根を葺き替えるのであれば、強度の高い他の屋根材に切り替えるのがおすすめです。
しかし既存の屋根を撤去するため処分費がかかり工期が長くなります。
棟板金の浮き・飛散がある場合は板金・貫板の交換
棟板金とは屋根のてっぺんに位置し、屋根材同士を接合する役割のある金属製のカバーです。
紫外線や強風による影響を受けやすく、劣化が進むと浮いたり飛散したりすることがあります。
棟板金は位置的に目視しづらい傾向にありますが、劣化の要因は内側にある貫板の腐敗です。
貫板が腐敗すると棟板金を固定している釘が浮き上がり屋根への固定力が弱まります。
一般的に棟板金の寿命は15〜25年程度とされており5〜10年ごとの点検・メンテナンスが必要です。
紫外線や強風による影響を受けやすく、劣化が進むと浮いたり飛散したりすることがあります。
棟板金は位置的に目視しづらい傾向にありますが、劣化の要因は内側にある貫板の腐敗です。
貫板が腐敗すると棟板金を固定している釘が浮き上がり屋根への固定力が弱まります。
一般的に棟板金の寿命は15〜25年程度とされており5〜10年ごとの点検・メンテナンスが必要です。
トタン屋根を葺き替える場合の選択肢
![施工後](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/DJI_0042-scaled.jpg)
ガルバリウム鋼板にはアルミニウムが添加されており、トタンよりも錆びに強い性質を持ちます。
また断熱材が内蔵されているので、日差しの熱を通しにくく夏場の高温の軽減が可能です。
さらにデザインも豊富なので、トタンからガルバリウム鋼板に葺き替えを検討する人は多くいます。
金属屋根以外だと、セメントに繊維を混ぜて板状にしたスレートも選択肢の一つです。
断熱性に優れ塩害にも強いので、海に近い地域で金属屋根が適さない場合に選択できます。
トタン屋根を修理すべきタイミング
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/トタン屋根9-1.jpg)
・雨漏りが起きている
・凹んだり変形したりしている
・表面の傷が目立つ
・サビが発生している
・穴があいている
・設置してから10年以上経過している
すでに雨漏りが起きている場合は、放置しておくと屋根の下地や建物の劣化が進行してしまうので、早急に修理を依頼しましょう。
変形していたりサビが発生したりしている場合も、屋根の耐久性が落ちています。
なおトタン屋根の耐用年数は10~20年と言われているので、設置から10年以上経っている場合も修理をしておくのがおすすめです。
雨漏りしたトタン屋根の応急処置の方法
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/トタン屋根13-1.jpg)
雨漏りしたトタン屋根の応急処置の方法は下記の通りです。
・防水テープを貼って穴をふさぐ
・ブルーシートで屋根全体を覆う
・コーキングで穴をふさぐ
それぞれのやり方についてお伝えしますので、安全に配慮しながら処置を行ってみてください。
防水テープを貼って穴をふさぐ
トタン屋根の穴があいている箇所がわかる場合は防水テープを貼り雨水の浸入を防ぎましょう。
屋根の表面の汚れを雑巾できれいに拭き取り、防水テープを貼ります。
特に表面がアルミ製のものは耐久性が高いのでおすすめです。
なお、必ず屋外用の防水シートを使いましょう。
屋根の表面の汚れを雑巾できれいに拭き取り、防水テープを貼ります。
特に表面がアルミ製のものは耐久性が高いのでおすすめです。
なお、必ず屋外用の防水シートを使いましょう。
ブルーシートで屋根全体を覆う
穴があいている箇所がはっきり分からない場合は屋根全体をブルーシートで覆い、雨水が入り込むのを防ぐとよいでしょう。
ブルーシートの端に土のうを置き、テープで固定してください。
ヒモや縄を使ってブルーシートを固定するとトタン屋根を傷つける恐れがあるため、テープを使うのがおすすめです。
土のうは重さがあるので、必ず複数人で協力しながら作業を行ってください。
ブルーシートの端に土のうを置き、テープで固定してください。
ヒモや縄を使ってブルーシートを固定するとトタン屋根を傷つける恐れがあるため、テープを使うのがおすすめです。
土のうは重さがあるので、必ず複数人で協力しながら作業を行ってください。
コーキングで穴をふさぐ
コーキング材を使ってトタン屋根の穴をふさぐと雨水の浸入を防げます。
コーキングで穴をふさぐ手順は下記の通りです。
・雨漏りしたところを雑巾でキレイに拭く
・雨漏りしたところをマスキングテープで囲む
・プライマーを塗る
・プライマーが乾いたらコーキング材を塗る
・コーキングが乾く前にマスキングテープをはがす
コーキング剤を塗る前に、しっかりと汚れや水気を拭き取っておきましょう。
その後、プライマーと呼ばれる下地塗料を塗っておくと接着力が高まります。
コーキング剤を選ぶ際は防水性や耐熱性に優れたものがおすすめです。
コーキングで穴をふさぐ手順は下記の通りです。
・雨漏りしたところを雑巾でキレイに拭く
・雨漏りしたところをマスキングテープで囲む
・プライマーを塗る
・プライマーが乾いたらコーキング材を塗る
・コーキングが乾く前にマスキングテープをはがす
コーキング剤を塗る前に、しっかりと汚れや水気を拭き取っておきましょう。
その後、プライマーと呼ばれる下地塗料を塗っておくと接着力が高まります。
コーキング剤を選ぶ際は防水性や耐熱性に優れたものがおすすめです。
トタン屋根を応急処置する際の注意点
![屋根葺き](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/IMG_5174.jpg)
屋根の上へ登る際は、等間隔で設けられた突起部を足場にするのがおすすめです。
突起間にある溝板に足を乗せると屋根材の塗膜が剥離するリスクがあります。
また下地材の野地板が腐敗していると足が陥没する恐れがあり、この場合転落リスクもあり危険です。
突起部は金属が重なっていたり芯木が通っていたりするため、溝板よりも丈夫な作りになっています。
応急処置を急ぐ場合うっかり平面の部分に足を乗せがちですが、安全第一で行動することが重要です。
なお自宅が瓦棒葺きである場合、内部の芯木が腐敗していると突起部であっても上に乗ることは避けましょう。
トタン屋根を自分で修理するのをおすすめしない理由
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/トタン屋根6-1.jpg)
トタン屋根を自分で修理するのをおすすめしない理由は下記の通りです。
・作業中に大けがをするリスクがある
・きちんと修理できない恐れがある
・修理前より状態が悪化する可能性がある
それぞれの理由について詳しく解説します。
作業中に大けがをするリスクがあるため
屋根の修理は高所での作業になるため、誤って転倒するなどして大けがを負うリスクがあります。
万が一屋根から転落してしまった場合、死亡事故にもなりかねません。
重い資材や道具を使った屋根の修理は危険を伴うので決して無理はせず、業者に修理を依頼しましょう。
万が一屋根から転落してしまった場合、死亡事故にもなりかねません。
重い資材や道具を使った屋根の修理は危険を伴うので決して無理はせず、業者に修理を依頼しましょう。
きちんと修理できない恐れがあるため
専門的な知識や技術を持たない素人が屋根の修理をすると、耐久性を低下させる恐れがあります。
屋根の耐久性が下がると強風や地震が起きた際に屋根が崩れて大変危険です。
雨漏りにより雨水が建物の構造部分まで染み込んでしまうと、家の耐震性も低下してしまいます。
浸水によりカビが発生することで、人への健康被害も懸念されます。
そのため屋根の修理は建築のプロであるリフォーム会社に任せましょう。
屋根の耐久性が下がると強風や地震が起きた際に屋根が崩れて大変危険です。
雨漏りにより雨水が建物の構造部分まで染み込んでしまうと、家の耐震性も低下してしまいます。
浸水によりカビが発生することで、人への健康被害も懸念されます。
そのため屋根の修理は建築のプロであるリフォーム会社に任せましょう。
修理前より状態が悪化する可能性があるため
素人が屋根の修理をすると、手を入れる前よりも状態が悪くなってしまう可能性があります。
下手に手を加えるとかえって修正すべき箇所が多くなり、大規模な修繕が必要になってしまいます。
修理費用も高額になるため、自己流で修理する前に専門業者に依頼しましょう。
下手に手を加えるとかえって修正すべき箇所が多くなり、大規模な修繕が必要になってしまいます。
修理費用も高額になるため、自己流で修理する前に専門業者に依頼しましょう。
トタン屋根の修理費用を抑える方法
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/トタン屋根10-1.jpg)
・火災保険の申請を検討する
・補助金や助成金を活用できないか検討する
・悪徳業者への依頼を避ける
それぞれ詳しく解説します。
火災保険の申請を検討する
トタン屋根の修理費用を抑えたい場合は火災保険が適用されるかどうか確認してみましょう。
火災保険が適用されれば、保険金でトタン屋根の修理費用をまかなえます。
しかし火災保険が適用されるのは、台風などの自然災害が原因である場合に限られます。
下記のケースは火災保険が適用されない可能性があります。
・経年劣化による雨漏り
・リフォームや増改築の影響による雨漏り
・被害を受けてから3年以上経過している場合
火災保険を利用する際は、事前に保険会社に保険が適用されるか確認しておきましょう。
火災保険が適用されれば、保険金でトタン屋根の修理費用をまかなえます。
しかし火災保険が適用されるのは、台風などの自然災害が原因である場合に限られます。
下記のケースは火災保険が適用されない可能性があります。
・経年劣化による雨漏り
・リフォームや増改築の影響による雨漏り
・被害を受けてから3年以上経過している場合
火災保険を利用する際は、事前に保険会社に保険が適用されるか確認しておきましょう。
補助金や助成金を活用できないか検討する
自治体によっては屋根の修理に補助金を活用できるケースがあります。
補助金申請の条件は自治体によって異なり、代表的な対象工事は省エネや耐震を目的としたリフォームです。
たとえば岡山市では旧耐震基準で建てられた木造住宅の改修に下記の補助が受けられます。
・全体改修:費用の5分の4(100万円まで)
・部分改修:費用の半額(20万円まで)
上記の他にも、屋根の修理に適用できる可能性のある補助金制度は複数あります。
トタン屋根の葺き替えや塗装を検討している場合、お住まいの自治体や地元の修理業者に補助金の活用を相談してみましょう。
補助金申請の条件は自治体によって異なり、代表的な対象工事は省エネや耐震を目的としたリフォームです。
たとえば岡山市では旧耐震基準で建てられた木造住宅の改修に下記の補助が受けられます。
・全体改修:費用の5分の4(100万円まで)
・部分改修:費用の半額(20万円まで)
上記の他にも、屋根の修理に適用できる可能性のある補助金制度は複数あります。
トタン屋根の葺き替えや塗装を検討している場合、お住まいの自治体や地元の修理業者に補助金の活用を相談してみましょう。
悪徳業者への依頼を避ける
屋根の修理業者の中には虚偽の謳い文句で契約を勧めてくる悪徳業者が存在します。
こうした業者に依頼すると、高額な料金を請求されたり粗雑な修理をされたりしかねません。
屋根は目視で確認しづらい部分のため、不安を煽られ本来不必要な工事を契約させられる被害が相次いでいます。
実際、2022年度に起きた屋根工事の契約トラブルは過去5年で最多となり、相談件数は2018年度の3倍程度です。
悪徳業者を避けるためには、具体的に悪質な手口の特徴を知っておく必要があります。
こうした業者に依頼すると、高額な料金を請求されたり粗雑な修理をされたりしかねません。
屋根は目視で確認しづらい部分のため、不安を煽られ本来不必要な工事を契約させられる被害が相次いでいます。
実際、2022年度に起きた屋根工事の契約トラブルは過去5年で最多となり、相談件数は2018年度の3倍程度です。
悪徳業者を避けるためには、具体的に悪質な手口の特徴を知っておく必要があります。
悪徳業者を避けるためのポイント
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/IMG_4771.jpg)
下記に該当する屋根工事の契約を迫られた場合、注意が必要です。
・訪問販売である
・調査が丁寧でない
・見積書がない、もしくは見積書に具体的な作業項目が書かれていない
・不安をかき立てるような説明をしてくる
・契約の即決を要求してくる
悪徳業者は劣化のある一部分だけを撮影し、あたかも屋根全体が傷んでいるように説明することがあります。
「雨漏りのリスクがあるからすぐに工事したほうがよい」と消費者の不安を煽るのが、悪徳業者の手口です。
突然訪問してきて「無料点検」を勧めてくる業者であれば、不用意に屋根の上に登らせることのないよう注意しましょう。
トタン屋根の修理費用が高くなりがちなケース
![工事風景](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/①-1.jpg)
・修理する屋根面数が多い
・建物の階数が多い
・下屋根がある
・屋根の勾配が急である
・雨樋の交換がある
以下にて、それぞれの条件を具体的に確認していきましょう。
修理する屋根面数が多い
修理する屋根の面数が多かったり形状が複雑だったりすると工事の工程が増えるため、費用は高くなりがちです。
一般的に屋根の形状は下記の種類に分けられます。
・片流れ:1面のみの屋根
・切妻:2面の屋根(への字型)
・寄棟:4面の屋根(大棟がある)
・方形:4面の屋根(棟がない)
上記のうちで屋根の工事費用を抑えやすいのは、形状がシンプルかつ屋根が1面のみの片流れになります。
一般的に屋根の形状は下記の種類に分けられます。
・片流れ:1面のみの屋根
・切妻:2面の屋根(への字型)
・寄棟:4面の屋根(大棟がある)
・方形:4面の屋根(棟がない)
上記のうちで屋根の工事費用を抑えやすいのは、形状がシンプルかつ屋根が1面のみの片流れになります。
建物の階数が多い
建物の階数が多いと、足場の設置や搬出・搬入にかかる費用が増大しやすくなります。
サイズ・重量ともに大きい屋根材を引き上げたり下ろしたりするのは、労力のかかる作業です。
特に4階以上の建物の場合、費用が大幅に高くなりやすい傾向にあります。
理由は、足場の種類が一般的なクサビ式から高層の建物を想定した枠足場に変わるかもしれないからです。
サイズ・重量ともに大きい屋根材を引き上げたり下ろしたりするのは、労力のかかる作業です。
特に4階以上の建物の場合、費用が大幅に高くなりやすい傾向にあります。
理由は、足場の種類が一般的なクサビ式から高層の建物を想定した枠足場に変わるかもしれないからです。
下屋根がある
下屋根とは一階部分に位置し、壁面に隣接する片流れの屋根のことです。
下屋根のある住宅の屋根工事は、工程数が多い分費用が高くなる傾向にあります。
特に下屋根特有の「雨押え板金」という壁面に沿った金属カバーを修理する場合、板金の解体・設置費用も必要です。
屋根の面積によって費用は異なりますが、下屋根の有無で工事費用は数万円程度変わります。
下屋根のある住宅の屋根工事は、工程数が多い分費用が高くなる傾向にあります。
特に下屋根特有の「雨押え板金」という壁面に沿った金属カバーを修理する場合、板金の解体・設置費用も必要です。
屋根の面積によって費用は異なりますが、下屋根の有無で工事費用は数万円程度変わります。
屋根の勾配が急である
屋根の勾配が急なほど屋根材の面積は大きくなり工事費用が高くなりやすいです。
また屋根の高さが出ると必要な足場も増えやすくなります。
特に勾配が6寸以上の屋根では、屋根上にも足場の設置が必要です。
屋根足場は屋根上での設置や解体が生じるので、単価も一般的な足場に比べて高くなります。
また屋根の高さが出ると必要な足場も増えやすくなります。
特に勾配が6寸以上の屋根では、屋根上にも足場の設置が必要です。
屋根足場は屋根上での設置や解体が生じるので、単価も一般的な足場に比べて高くなります。
雨樋の交換がある
雨樋とは、屋根面の水を集めて地上に流す設備のことです。
この設備には屋根に水平に設置する軒樋と、外壁に沿って縦に設置する縦樋の2種類があります。
管状に連結されている雨樋は、経年劣化により接合部が外れたり変形したりしやすいものです。
特に軒樋は、台風や大雪による影響を受けやすい傾向にあります。
雨樋の修理費用はその長さにもよりますが、すべて新しくする場合は数万円から数十万円と高額です。
この設備には屋根に水平に設置する軒樋と、外壁に沿って縦に設置する縦樋の2種類があります。
管状に連結されている雨樋は、経年劣化により接合部が外れたり変形したりしやすいものです。
特に軒樋は、台風や大雪による影響を受けやすい傾向にあります。
雨樋の修理費用はその長さにもよりますが、すべて新しくする場合は数万円から数十万円と高額です。
トタン屋根の修理業者の選び方
![外壁工事、サイディング工事](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/IMG_4077.jpg)
・トタン屋根施工の経験が豊富
・職人の技術力が高い
・保証が手厚い
屋根は建物を守る重要な部分なので、費用の安さだけで業者を選ぶのは避けましょう。
屋根やさん(運営:植田板金店)は年間施工実績3,000棟以上あり、トタン屋根の修理実績もあります。
またスタッフには専門資格の所有者が多数在籍しており、「職人によって作業にムラがある」という問題が起こりづらい環境です。
雨漏りに対する10年保証もあるので、信頼できる会社といえます。
トタン屋根が壊れたら専門業者に修理を依頼しよう
![](https://uedabk.jp/wp-content/uploads/トタン屋根12-1.jpg)
素人がDIYで直そうとするとかえって状態が悪くなる恐れがありますので、建築のプロに依頼するのがおすすめです。
トタン屋根の異常に気づいたらなるべく早く修理を受け、安心して暮らせるようにしましょう。
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