自分でできる雨漏りの応急処置とは？修理前にすべき対策を紹介
自宅で突然雨漏りが発生してしまった場合は、できる限り早めに対策をしましょう。
しかし「自分で雨漏りの応急処置をどうすれば良いのかわからない」とお悩みの方も少なくありません。
応急処置をせずに雨漏りを放置したままにすると、業者が修理するまでに状況が悪化して被害が拡大してしまいます。
本記事では、突然の雨漏りでも困らないために、自分でできる雨漏りの応急処置や雨漏り対策グッズを紹介します。
急な雨漏りでお困り方や雨漏り対策の方法を知りたい方は、参考にしてください。
急な雨漏りの応急処置は、バケツや雑巾などの対策グッズを使用すれば、自分でもできます。
ただし屋根や外壁、天井など高所で発生した雨漏りの修理は、素人が安易にやると危険です。
業者に修理を依頼する方が雨漏りの対応が迅速してもらえ、修理費用も抑えられるのでおすすめします。
雨漏りの応急処置は、自分でも対応できます。
自宅にあるバケツや雑巾などの対策グッズを使えば、突然の雨漏りでも対応可能です。
雨漏りを発見してから、業者に修理を依頼するまではある程度の時間が必要になります。
雨漏りを放置する時間が長ければ長いほど、壁やクロス、天井などにシミができてカビが広がるなどの二次被害が発生しやすいです。
自分で雨漏りの応急処置をすれば、二次被害の拡大が防げる効果があります。
応急処置は自分でできますが、雨漏りの修理や予防は業者に依頼しましょう。
雨漏りの修理は非常に専門性が高く、原因箇所の特定は困難だったり高所作業は危険だったりします。
素人の修理作業は危険が伴い、かえって雨漏りの被害が拡大するかもしれません。
自宅の資産価値を下げないためにも、雨漏りの予防は必須です。
雨漏りが発生した後に屋根や外壁の修理をすれば、修理費用は高くなります。
業者によるメンテナンスを定期的に実施すれば、自宅の屋根や外壁の寿命は伸びる可能性が高いです。
自宅にあるものを使い、自分で簡単にできる雨漏りの応急処置の方法は以下のとおりです。
・バケツや雑巾、吸水シートで雨漏りを受ける
・防水テープや補修スプレーを活用する
それぞれの方法を紹介します。
天井から水滴が落ちてくるならバケツや雑巾、吸水シートで雨漏りを防ぎましょう。
まずは、バケツを水滴が落ちてくる場所に設置してください。
設置する時に、バケツの下にタオルやブルーシートを広げれば、床が濡れるのを防止できます。
バケツの中に雑巾を入れると、水滴が飛び散るのを防止することも可能です。
雑巾の代わりに、吸水シートをバケツの中に入れるのもおすすめします。
吸水シートは雑巾やタオルと比べて吸水量が非常に高く、頻繁に取り替えたり水分をしぼったりする必要がありません。
夜中の雨漏りや、雨漏りが止まらず外出しなければならない時に役立ちます。
雑巾や吸水シートは窓枠やサッシ付近から雨漏りする場合に、浸水を防ぐことも可能です。
雨漏りを引き起こしている箇所が特定できているなら、防水テープや補修スプレーを活用しましょう。
防水テープは屋根や外壁のヒビ割れした箇所に貼り付けることで、雨漏りした箇所を塞げます。
ガムテープのように好きなサイズにカットでき、使いやすいのが特徴です。
ただし、雨漏り箇所の汚れをしっかりと拭き取り水分を乾燥させてからテープを貼らないと、すぐに剥がれてしまうので注意しましょう。
補修スプレーは防水・撥水スプレーのことで、雨漏りした箇所にスプレーすれば、表面を防水層でコーティングできます。
外壁材やコンクリートのヒビや亀裂など、外壁からの雨漏りの応急処置に使われるのが一般的です。
特殊な工具や道具も不要かつスプレーするだけの手軽さから、女性やお年寄り、子どもでも使用できる便利な雨漏り対策グッズといえます。
外壁のゴミやサビ、汚れなどを綺麗に拭き取り、塗装後は乾燥するまで24時間以上待つとより効果的です。
素人が雨漏りを一刻も早く直そうと、ブルーシートやコーキングを使用するのは危険です。
屋根からの雨漏り対策として、屋根の上にブルーシートをかけている様子を見たことはありませんか。
ブルーシートの上は滑りやすく、雨の中での高所作業は命にかかわる危険な作業です。
転落リスクだけでなく、かえって屋根材を傷めるリスクもあります。
屋根のような高所作業は、熟練した技術を持つ修理業者に依頼する方が安心で安全です。
コーキングも、素人のDIYではおすすめできません。
DIYだと表面がデコボコで美しく仕上がらず、業者に頼んで除去してもらう必要があります。
また、雨水が溢れる出口を塞ぐ可能性があるので注意が必要です。
浸入した雨水が排出されず、天井や壁内部へと雨水が流れるリスクがあります。
結果的に別の箇所から雨漏りをし始めて、他の被害を生み出すことにつながるため、業者に修理を依頼する方が安心です。
自分でできる雨漏り対策を紹介しましたが、あくまでも応急処置レベルだと覚えておきましょう。
きちんと雨漏り対策をするためには、業者に依頼するのがおすすめです。
業者に依頼するメリットは以下を参考にしてください。
・雨漏りの発生箇所の特定してくれる
・専門性の高い雨漏り対策を行ってくれる
それぞれのメリットを解説します。
業者は目視調査や散水調査などさまざまな調査方法を駆使して、雨漏りの発生箇所を特定してくれます。
雨漏りが発生した箇所を特定するのは、業者でも見誤るほど非常に難しい作業です。
屋根の破損や天井やクロスのシミなど素人が見た目で判断できる場合もあれば、構造部分の劣化のような素人ではわからない場合もあります。
また雨漏りの発生箇所は1か所だけとは限らず、複数で発生しているかもしれません。
発生箇所を見誤ると、被害が拡大するリスクが高まるので注意が必要です。
業者に依頼する方が、雨漏りの発生箇所を正確に特定してくれます。
業者に依頼すれば、素人では真似できない専門性の高い雨漏り対策を行ってくれます。
専門知識を持たない素人が雨漏り対策をすれば、さらに状況が悪化する可能性が高いです。
雨漏り対策には、建物の定期メンテナンスが欠かせません。
建物は常に雨風や紫外線などにさらされ、経年劣化しやすいです。
劣化が進むとヒビ割れや亀裂などが生じ、雨水が浸入しやすくなり雨漏りの原因になります。
外壁塗装や屋根の張り替えなどを業者に依頼すれば、劣化のスピードを遅らせるのに効果的です。
雨漏り対策を相談する業者を選ぶ時は、以下のポイントを確認しましょう。
・雨漏り修理に関する有資格者はいるか
・見積書の内容がわかりやすいか
・明朗会計であるか
・地元で長く営業しているか
・口コミや評判は良いか
雨漏り修理は専門性が高いため、資格を保持する業者は信頼できる指標の1つといえます。
雨漏りが発生したら、できる限り早く対応するのが重要です。
自宅周辺の地域密着型の業者に依頼すれば、何かあってもすぐ来てもらえます。
事前に業者のホームページで、雨漏り修理に関する有資格者がいるかどうか、口コミや評判が良いか、料金は適正かどうかを確認するのもおすすめです。
雨漏り被害を拡大させないためには、雨漏り対策が非常に重要です。
建物に浸入した雨水は床材や畳などを傷め、カビを発生させたり、構造部分が腐食すればシロアリが発生したりします。
建物のダメージを防ぐには、迅速な雨漏り対策が必須です。
建物の劣化以外にも、カビはアレルギーや呼吸器官系の症状の発生など健康被害に大きな影響を及ぼします。
修理費用を最小限に抑えるためにも、雨漏り対策は大切です。
雨漏りが発生した場合、修理が必要な箇所は雨漏りの発生箇所だけではありません。
たとえば雨漏りの通り道となった構造部分や壁紙などのダメージが大きければ、それらの補修費用も発生します。
自分でできる範囲でも対策をしっかりと行えば、修理費用を抑えられます。
雨漏りが発生する原因は建物の老朽化や自然災害、施工不良が考えられます。
ただし雨漏り対策を実施しても直らなければ、水道管または排水管から水が漏れ出している可能性もあるので注意しましょう。
水道を利用していないのに水道のメーターが動いている場合、漏水の可能性が高いです。
漏水なら、水道業者に水道管の点検や修理をしてもらうことで解決します。
水道管や排水管も劣化しているわけでもないなら、結露が原因かもしれません。
換気が少ないと結露が起こりやすくなるので、しっかりと換気をしましょう。
雨漏り対策を万全にして補修は早めにプロに依頼しよう
バケツや雑巾、吸水シートなどの雨漏り対策グッズを使用すれば、自分で応急処置が簡単にできます。
しかし雨漏りの対策グッズでの応急処置は、あくまでも一時しのぎです。
応急処置のまま雨漏りを放置すると、建物の要である構造部分の腐食が進行したりシロアリの発生に繋がったりと、建物がどんどん弱まります。
雨漏りが発生したら、できるだけ早く雨漏り修理を業者に依頼するのがおすすめです。
業者に依頼すれば、雨漏りの原因をきちんと特定し大事な住まいを守ってくれます。
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