トタン屋根で雨漏りが発生する理由は？最適な補修方法を解説！
「トタン屋根で雨漏りが発生する理由は？」「トタン屋根で雨漏りが発生したときの応急処置方法について教えてほしい」
屋根塗装を検討されている方のなかには、このような疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
トタン屋根は経年劣化により、錆の発生や穴あきが起こりやすい屋根材です。
トラブルが起きたときの対処法や補修方法について知っておくことで、トラブルが起きても安心です。
本記事ではトタン屋根で雨漏りが発生する理由や応急処置の方法、補修方法について紹介します。
トタン屋根で雨漏りが発生する理由は、以下のとおりです。
・錆の発生と穴あき
・強い風による被害
・すがもりの発生
順番に詳しく紹介します。
トタン屋根は「鋼板＋亜鉛メッキ＋塗膜」の三層構造にて構成されています。
トタン屋根は太陽光の紫外線や熱、雨などの影響を受けて、徐々に表面の保護層が劣化するものです。
劣化が進んだ結果、錆や穴が発生する可能性があることを覚えておきましょう。
さらに飛来物の接触によってもトタン屋根は損傷する可能性があります。
トタン屋根は、台風による強風や突風などに弱いです。
釘の緩みによって、固定力が弱まる場合があります。
トタン屋根がめくれてしまい下地が剥き出しになってしまうと、雨漏りを防ぐ防水紙が露出してしまいます。
防水紙が傷ついてしまうと雨漏りに発展することもあるため、注意が必要です。
すがもりとは、雪や氷が屋根に滞留することで、行き場を失った水分が屋根の継ぎ目から屋根材の内側に浸入してしまう現象のことです。
そのため雪国では使用されることが少ない屋根材でもあります。
トタン屋根の「すがもり」を予防するなら、雪の季節が終わったタイミングでの点検がおすすめです。
トタン屋根の雨漏りは、以下の方法で応急処置が可能です。
・天井からの雨漏り：バケツ、ブルーシートを広げる
・窓周りの雨漏り：雑巾で拭き取る
天井と窓周りの2パターンの応急処置方法について紹介します。
天井からの雨漏りが発生した場合、以下を準備しましょう。
・雑巾やタオル
・バケツ
・新聞紙（レジャーシートでも可）
まず、雨漏りが発生している箇所に新聞紙やレジャーシートを敷きます。
雨粒が落ちてくる箇所にバケツを設置することで、床に雨漏りが落ちることはありません。
あくまで雨粒を床に落とさない応急処置に過ぎないため、なるべく早く業者に依頼することが大切です。
窓周りからの雨漏りが発生した場合、以下を準備しましょう。
・雑巾やタオル
・ビニールシート
窓周りに雨漏りが発生している場合、カーテンを外しましょう。
雨漏りが発生した状態でカーテンを付けっぱなしにしていると、カビが生えます。
カーテンを外したあとに、濡れている部分を雑巾やタオルで拭きます。
窓枠にはビニールシートを敷くことで、雨漏りの広がりを抑えることが可能です。
トタン屋根の補修方法は、以下のとおりです。
・部分補修
・葺き替え
・カバー工法
・屋根塗装
1つずつ順番に確認していきましょう。
部分補修とは、被害が小さい箇所に使用される補修方法のことです。
コーキング補修や張り替えなど、トタン屋根では部分補修も使用されることが多いです。
「部分補修であれば、自分でもできるのでは？」と考える方も多いですが、不慣れな方が行っても雨漏りを完全に防ぐことはできません。
そのため小さい箇所の部分補修であっても、業者に依頼する方が無難です。
葺き替えとは、既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材に取り替える方法のことです。
屋根材を一新することから、工期や費用が積み重なるものの、トタン屋根に起こっている問題を全て解決できます。
葺き替えであれば下地の痛みも発見できるため、痛んでいる下地の部分補修も合わせて行うことも可能です。
カバー工法とは、既存の屋根材の上に新たな屋根材を被せる方法のことです。
既存の屋根材を撤去する必要がないため、撤去費用や工程などが必要ありません。
葺き替えよりも、安く済ませることができるというメリットがあります。
しかし屋根が重なることで建物に影響を与えることもあるため、使用できる屋根材が限られています。
屋根塗装は、錆や傷など軽微な損傷のときに使用される手法です。
屋根塗装には屋根の見た目を良くしたり、軽微な損傷を修復したりするといった特徴があります。
錆に穴があいていたり赤錆が発生していたりする場合は、屋根塗装では防ぎきれません。
雨漏りが発生している場合も、屋根塗装は効果がないため、葺き替えやカバー工法などを使用する必要があります。
トタン屋根の雨漏り修理業者を選ぶ際、修理内容に応じた業者を選びましょう。
屋根補修は使用する屋根材によって適切な施工方法が異なり、業者が得意とする屋根材もさまざまだからです。
トタン屋根の雨漏り修理業者を選ぶ際には、トタン屋根の補修工事に特化した業者を選ぶ必要があります。
トタン屋根は錆や傷が見つけやすい屋根材になるため、飛び込みの業者に狙われやすいです。
飛び込み業者のなかには、数百万円の補修工事内容を提案してくる、いわゆる悪徳業者であるケースも多いです。
業者選びは安易に行わず、慎重に信頼できるところを選びましょう。
トタン屋根の雨漏りを防ぐには定期的なメンテナンスが重要
トタン屋根の雨漏りを防ぐためには、定期的なメンテナンスが必要です。
雨漏りが発生してからだと、お家の劣化や修理費用が高くなるなど良いことがないからです。
定期的なメンテナンスを実施することで、早めにお家の劣化に気を付けます。
その結果、最低限の補修内容と修理費用で、屋根の状態を良くできます。
屋根材の定期的なメンテナンスの方法は、以下がおすすめです。
・定期的に業者へ点検を依頼する
・遠くから屋根の状況を目視で確認する
自分で屋根に登り、状態を確認するのは危険です。
トタン屋根の定期的なメンテナンスでは、上記2点の方法を活用しましょう。
メンテナンスを実施する際は、定期的に業者へ点検を依頼しましょう。
自分で屋根に登り、状態を確認するのは非常に危険です。
仮に確認したとしても、隅々まで完璧に点検できるわけではありません。
5〜10年に1回のタイミングで業者へ点検の依頼をしましょう。
定期的に点検、補修してもらうことでトラブルが軽微なうちに対処することができ、費用的にもお得に済ませられます。
自分で屋根の状態を確認する際、遠くから屋根の状況を目視で確認する方法もあります。
トタン屋根のように錆や傷が発生しやすい屋根材の場合には、遠くから目視で確認するだけでも、屋根材の状態を推測できます。
ただし劣化を見落とすことも少なくありません。
不安を感じる方は、定期的に業者へ点検を依頼することをおすすめします。
トタン屋根の雨漏りが起きたら迷わず業者に連絡しよう！
トタン屋根に限らず、雨漏りが発生するとお家に悪影響が発生する恐れがあります。
簡単な応急処置で雨漏りを凌ぐことはできるものの、雨漏りが解消できるわけではありません。
雨漏りが発生したら、応急処置でその場を凌ぐだけでなく、すぐに業者へ修理を依頼しましょう。
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